【甲子園】有明高校の夏が終わる。惜敗のサヨナラ負けもエース斉藤が見せた「最高の笑顔」
最後まで戦い抜いた有明ナイン。ビデオ判定に泣くも、熊本に勇気と感動を届けた
夏の甲子園、全国高校野球選手権大会の準々決勝で、熊本県代表・有明高校の快進撃が幕を閉じました。対戦相手は群馬の強豪・健大高崎。試合は0-0のまま延長タイブレークに突入するという、息をのむような緊迫した投手戦となりました。
「悔いなく、とても楽しい夏だった」エース斉藤遼汰郎が語った誇り
試合を決めたのは10回裏2死満塁の場面。一、二塁間を抜けるゴロに対し、有明の二塁・永田選手が懸命の好捕を見せ、本塁へ送球。しかし、クロスプレーの判定はセーフとなり、惜しくもサヨナラ負けを喫しました。ビデオ検証も行われましたが判定は覆らず、初の4強入りという夢は叶いませんでした。
試合を通してマウンドで常に笑顔を見せていたエース・斉藤遼汰郎選手(3年)は、敗戦後、空を見上げながらも「悔いなく、とても楽しい、いい夏にできた」と語りました。3回戦前に左手を骨折し、出場が危ぶまれた工修哉選手と誓い合った「笑顔で戦う」という約束を最後まで守り抜いた姿は、多くの観客の胸を打ちました。
被災地・熊本へ届けた「泥んこムツゴロウ打線」の勇姿
7月末に大地震に見舞われた熊本県。有明ナインは、被災地の方々に勇気を届けるため、一球一球に魂を込めてプレーしてきました。「もう一踏ん張り頑張ろう、という気持ちを少しでも与えられたなら」という斉藤選手の言葉通り、彼らの全力プレーは多くの人に希望を与えました。
プロ注目右腕の石垣投手を擁する強豪・健大高崎を相手に、最後まで一歩も引かなかった有明高校。「泥んこムツゴロウ打線」の愛称で親しまれた彼らの戦いぶりは、今後もファンの記憶に深く刻まれることでしょう。感動を届けてくれた有明ナインに、心からの拍手を送りたいと思います。
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