【夏の甲子園】「ほんの一歩」の差が生んだ涙。有明、健大高崎との死闘の果てに散る
被災地・熊本の希望を背負った有明、死闘を演じるも惜敗
第108回全国高校野球選手権大会は、手に汗握る熱戦が続いています。18日に行われた準々決勝、有明(熊本)と健大高崎(群馬)の一戦は、延長10回の末に1―0で健大高崎が勝利しました。被災地・熊本の思いを胸に戦い抜いた有明ナインの姿は、多くの野球ファンの胸を打ちました。
「楽しい」と笑ったマウンド。ピンチを救った強心臓
試合を通じて両チームの機動力を封じ合う、まさに息詰まる投手戦となりました。注目されたのは、有明の先発・斉藤遼汰郎投手です。9回2死満塁という絶体絶命のピンチでも、マウンドで笑顔を見せるほどの強心臓ぶりを発揮。内角ギリギリの直球で見逃し三振を奪い、捕手の西山享太郎選手も「今日のベストボール。鳥肌が立った」と振り返るほどの気迫のこもったピッチングを見せました。
ビデオ判定までもつれ込んだ結末。「球運」が分けた明暗
試合は延長タイブレークに突入し、運命の10回裏へ。1死二、三塁の場面で、健大高崎の打球は二塁手へ。本塁でのクロスプレーはビデオ検証が必要なほどきわどい判定となりましたが、結果はサヨナラ。高見一茂監督は「ほんの一歩だけ、届かなかった」と語り、敗因は力の差ではなく「球運」の差であったと教え子たちの健闘を称えました。最後まで全力で駆け抜けた有明ナインの戦いは、甲子園の歴史に深く刻まれることでしょう。
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