ネパール・中国国境で大規模土石流が発生 150人超が死亡、400人以上が行方不明に
地震が引き金か?突如襲った濁流により甚大な被害が発生
26日朝、ネパールと中国(チベット)の国境付近で大規模な土石流が発生しました。ネパール当局によると、今回の災害は地震によって雪崩が発生し、溶けた雪がボテコシ川へ流れ込んだことが主な原因と見られています。現地では、突如として激しい濁流が押し寄せ、橋や建物が次々と破壊されるという、極めて深刻な状況に陥っています。
数百人の外国人が行方不明 日本人も連絡が取れない状況
この地域は登山やトレッキングの聖地として世界中から観光客が集まる場所です。被害を受け、ネパール当局は現在、計579人の所在が確認できていないと発表しました。そのうち466人は世界28カ国からの外国人とされており、インド、アメリカ、オーストラリア、イギリスなど、各国が自国民の安否確認を急いでいます。日本の複数メディアは、現地にいたとみられる日本人5人とも連絡が取れていないと報じており、一刻も早い救助が待たれる状況です。
道路・通信網が遮断 救助活動は難航の予測
現在、被害地域では道路や通信インフラ、電力網が寸断されており、救助隊が現地へ向かうことさえ困難な状態です。ネパール軍もヘリコプターなどを使用して状況把握と救助活動を試みていますが、現地の強風などの悪天候により活動は難航しています。中国側でもチベット自治区で死者や多数の行方不明者が出ているとされており、国境の両側で被害が拡大しています。
「事前の警告はなかった」 緊迫する現地と今後の見通し
現地の状況を知る実業家の証言によると、「事前の警告は一切なかった」といいます。SNSなどには、濁流が町を飲み込み、建物が倒壊していく様子を捉えた戦慄の動画が投稿されており、被害の大きさを物語っています。ネパール政府は緊急会議を開き、医療チームやボランティアと連携して対応を進めていますが、当局は「今後数日間で死者数は大幅に増える可能性がある」と危機感を募らせています。被災地域の人々や現地に渡航中の方の身の安全が強く懸念されます。
詳しい最新情報については、外務省の