【訃報】脚本家・倉本聰さんが91歳で死去 「北の国から」に込めた“生きること”への問いかけ
「文明の進んだ今だからこそ問いたかった」倉本聰さんが遺したメッセージ
「北の国から」や「前略おふくろ様」など、日本テレビ史に残る数々の名作を手がけた脚本家の倉本聰(くらもと・そう)さんが、今月18日に多臓器不全のため91歳で亡くなりました。突然の訃報に、SNS上でも悲しみの声が広がっています。
都会育ちの子供たちが自然と出会う「化学反応」を描きたかった
倉本さんは生前のインタビューで、代表作である「北の国から」に込めた深い思いを明かしていました。「生きるということと、暮らすということ。文明が進んだこの時代にこそ、改めて問い直したかった」と語り、都会で育った子供たちがいきなり厳しい大自然の中に放り込まれた時、どのような化学反応を見せるのかを観察したかったと振り返っています。利便性を追求する現代の生活において、倉本さんが投げかけた「人間本来の生き方」というテーマは、今なお多くの人の心に深く刺さっています。
11月3日には富良野で「お別れの会」が開催へ
60年以上にわたり、テレビドラマや映画、舞台を通じて人間の力強さや脆さを描き続けた倉本さん。その功績は計り知れず、多くの俳優やクリエイターにも多大な影響を与えてきました。倉本さんが理事長を務めた倉本財団によると、11月3日にゆかりの深い北海道・富良野演劇工場で「お別れの会」が営まれる予定です。時代を超えて愛される名作を生み出した倉本さんの遺志は、これからも多くの作品とともに受け継がれていくことでしょう。ご冥福をお祈りいたします。