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安倍元首相銃撃事件、山上被告が控訴へ…「生い立ちの評価は不当」と不服申し立て

投稿日:2026年02月03日

2022年に奈良市で発生した安倍晋三元首相銃撃事件で、殺人罪などに問われた山上徹也被告(45)側が、奈良地裁の無期懲役判決を不服として大阪高裁に控訴する方針を固めました。弁護団が協議し、被告も了承したとのことです。期限の4日に控訴する見通しです。

事件の概要と山上被告の主張

山上被告は公判で犯行を認め、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に母親が多額の献金を行ったことが原因で家庭が崩壊し、その恨みを抱いて教団に近いと認識していた安倍元首相を狙ったと供述しています。事件の背景には、被告自身の不遇な生い立ちがあり、それが事件に与えた影響が争点となりました。

地裁判決の内容と弁護側の主張

1月21日の地裁判決は、山上被告の生い立ちが人格形成や思考傾向に影響を与えたことは認めつつも、「教団への怒りが殺人行為に至るまでには大きな飛躍がある」と判断し、生い立ちが事件に大きな影響を与えたとは認めませんでした。また、弁護側が規制対象外だと主張した手製銃についても、殺傷能力の高さから銃刀法違反の罪を認めました。

控訴の理由と今後の見通し

弁護団は、地裁判決における生い立ちの評価が不当であり、量刑が重すぎると判断しました。銃刀法違反についても引き続き争う方針です。大阪拘置所にいる山上被告に控訴の意向を伝えたところ、被告も反対しなかったとのことです。

山上被告は2022年7月8日、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で参院選の応援演説中だった安倍元首相を、手製銃で撃って殺害しました。今回の控訴によって、改めて事件の背景や量刑の妥当性が問われることになります。

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