元照ノ富士・伊勢ケ浜親方、弟子の伯乃富士へ暴力で相撲協会から事情聴取
大相撲界に衝撃が走りました。元横綱照ノ富士の伊勢ケ浜親方(34)が、弟子の前頭伯乃富士(22)への暴力行為で、日本相撲協会から事情聴取を受けていることが明らかになりました。春場所の新番付発表日に東京・両国国技館で聴取を受け、協会は今後の処分を協議する見込みです。
暴力行為の発覚と聴取
関係者の話によると、伊勢ケ浜親方は24日に伯乃富士と共に両国国技館に入り、聴取を受けていました。本来は春場所に備え、宿舎を構える大阪市にいるはずでしたが、番付発表に合わせて急遽東京に戻っていたとのことです。また、事情を知る前頭錦富士も同行し、聴取を受けています。
伊勢ケ浜親方は、部屋の力士を集めて伯乃富士に対する暴力行為を自ら報告し、「その責任は自分にある」と反省の弁を述べていることも判明しました。協会にも自ら報告しましたが、部屋には不安を感じている力士もいるようです。
師匠としての経歴と今後の影響
伊勢ケ浜親方は、昨年6月に先代伊勢ケ浜親方(現宮城野親方)の定年に伴い部屋を継承し、今年1月には断髪式も行われました。まさに“これから”という時期に、今回の問題で師匠としての経歴を汚すことになりそうです。
今回のケースは、過去に暴力行為で引退を余儀なくされた日馬富士や貴ノ岩、貴ノ富士、北青鵬とは異なり、伊勢ケ浜親方が自ら暴力行為を報告した点が大きな違いです。この点が処分にどう影響するかは不明ですが、協会は近年、関取による暴力行為に厳しい処分を下してきました。
旧宮城野部屋勢への影響
伯乃富士は、元横綱白鵬翔さんが師匠を務めていた旧宮城野部屋から一時預かりの弟子です。今回の件で、同じ旧宮城野部屋勢に不安が広がる可能性もあります。
過去の暴力による不祥事
相撲界では過去にも数々の暴力による不祥事が起きています。以下に主な事例をまとめました。
- 2007年6月:時津風部屋で力士が暴行死
- 2010年1月:元横綱朝青龍が暴行事件で引退
- 2016年3月:元熊ケ谷親方がマネジャーを暴行
- 2017年10月:横綱日馬富士が貴ノ岩を暴行
- 2019年9月:十両貴ノ富士が付け人に暴力を振るう
- 2024年2月:幕内北青鵬が弟弟子に暴力を振るい引退
今回の伊勢ケ浜親方の件は、相撲協会にとって大きな試練となるでしょう。今後の調査と処分、そして再発防止策が求められます。