Netflix、ワーナー買収レースから撤退!パラマウント勝利濃厚か?
エンタメ業界を揺るがすワーナー・ブラザース・ディスカバリーをめぐる買収合戦に、大きな変化が起きました。Netflixが、買収提案額を引き上げないことを発表し、パラマウント・スカイダンスによる買収がほぼ確実となりました。
Netflixが撤退を決断した理由
Netflixは、ワーナー・ブラザースの取締役会に対し、パラマウントからの最新提案が既存の契約よりも「優れている」と判断したことを伝えました。Netflixの共同CEOであるテッド・サランドスとグレッグ・ピーターズは声明の中で、パラマウントの提案に匹敵する価格水準では、財務的に魅力的ではないため、入札を断念すると表明しています。
彼らは「我々が交渉してきた取引は、規制当局の承認に向けた明確な道筋を持ち、株主価値を創出するものでした。しかし、常に規律を重んじてきました」とコメントしています。つまり、どんな価格でもワーナーを買収する必要はないと考えているようです。
パラマウントの提案内容とは?
パラマウントによる最新の提案は、1株あたり31ドル。さらに、取引が完了しなかった四半期ごとに株主へ追加の金額(約6億5000万ドル)を支払うという、非常に魅力的な内容です。加えて、Netflixが既存の契約を破棄した場合に支払う必要のある28億ドルの違約金もカバーされるとのことです。
ワーナー・ブラザースの今後
2カ月前には、ワーナー・ブラザースは株主に対し、パラマウントの買収提案を拒否すべきだと伝えていました。しかし、Netflixの撤退により、パラマウントによる買収が現実味を帯びてきました。「ゲーム・オブ・スローンズ」、「ハリー・ポッター」、DCユニバースなど、人気コンテンツを擁するワーナー・ブラザースの今後が注目されます。
Netflixは、今回の撤退について「Netflixの事業は健全かつ強固で、独自の作品ラインアップと業界最高水準のストリーミングサービスに支えられ、堅調に成長を続けています」と説明しており、自社への投資と成長に注力していく姿勢を示しています。今年は約200億ドルを質の高い映画やシリーズ作品に投資し、エンターテインメントのラインアップをさらに充実させる予定です。
今回の買収合戦の行方は、エンタメ業界全体に大きな影響を与える可能性があります。今後の動向から目が離せません。