19歳の元兵士が濁流の中、5ヶ月の赤ちゃんを救出!ミナス州豪雨被災地で起きた奇跡
ミナスジェライス州ジュイス・ジ・フォーラ市で発生した記録的な豪雨による洪水。その中で、退役間近の19歳の元兵士が、生後5ヶ月の赤ちゃんを濁流の中から救出する姿が捉えられ、SNSで大きな感動を呼んでいます。
迫りくる危機、ただ“行くしかない”
2月24日、ミナスジェライス州ジュイス・ジ・フォーラ市では、歴史的な豪雨による洪水が発生。死者65人、数千人規模の避難者を出す深刻な状況となっています。そんな中、ユリ・ソウザさん(19歳)は、兵役最後の任務として、インドゥストリアウ地区で子どもや高齢者の救助活動に従事していました。
「誰か助けを必要としていないか」と声をかけながら歩いていた際、赤ちゃんの父親から2階に取り残された生後5ヶ月の赤ちゃんと母親を救出してほしいと助けを求められました。水没した道路、頭上を垂れ下がる電線、そして腰まで迫る濁流。危険な状況でしたが、ユリさんは「その瞬間は、危険のことなんて考えません。ただ“行くしかない”と思いました」と語ります。
SNS拡散!勇姿に多くの感動
SNSで拡散された映像には、腰まで水に浸かりながら、生後5ヶ月の赤ちゃんを優しく抱きかかえ、冠水した道路を落ち着いた足取りで進むユリさんの姿が映し出されています。軍のトラックまで約300メートル。赤ちゃんの父親と母親も後方から同行し、無事に安全な場所へ避難することができました。
ユリさんは、この日、赤ちゃんだけでなく、生後間もない子ども2人と複数の高齢者も救助。兵役2年間を終え、2月24日に正式に退役しました。義務兵役を終えた彼の最後の任務は、多くの人々の心に深く刻まれました。
父親からの感謝のメッセージ
救出された赤ちゃんの父親、ジェフェルソン・ヒンコさんも、SNSで感謝のメッセージを投稿。「当時の状況は極度の混乱と恐怖に包まれていました」と振り返りつつ、ユリさんへの深い感謝を伝えています。一家は現在、親族宅に避難しており、ヒンコさんは浸水した自宅の屋根で6匹の猫と共に生活しているとのことです。
多くの感謝と称賛を受け、ユリさんは「助けるためにそこにいたので、助けただけです」と謙虚に語っています。彼の勇気と優しさは、困難な状況に置かれた人々に希望を与え続けています。