「ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー」公開間近!『スーパーマリオ』アニメ化の歴史を徹底解説
2026年4月24日(金)に全国ロードショーされる「ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー」。前作「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の大ヒットを受け、急ピッチで制作が進められた本作。今回は、ヨッシーやロゼッタ、クッパJr.といった人気キャラクターに加え、『スーパーマリオUSA』からマムー(英語名:ワート)まで登場し、世界観が大幅に拡張されることが期待されています。本記事では、そんな最新作公開を前に、『スーパーマリオ』のアニメ化の歴史を深掘りしていきます。
『スーパーマリオ』アニメ化の道のり:黎明期から現在まで
『スーパーマリオ』が初めてアニメ化されたのは、1986年に公開された「スーパーマリオブラザーズピーチ姫救出大作戦!」まで遡ります。クッパ大王の声優には和田アキ子さんが起用されたことでも知られる作品ですが、日本制作の長編アニメとしてはこれのみ。ちなみに和田アキ子さんがアニメの声優を務めた作品は、「ザ・シンプソンズMOVIE」(2007)と2本のみです。
その後は、1989年にVHSとして「アマダアニメシリーズスーパーマリオ」の短編シリーズが販売されたり、東映の教育映像部が「スーパーマリオの消防隊」や「スーパーマリオの交通安全」といった教育アニメを制作したりと、様々な形でアニメ化が試みられました。1991年には電話型おもちゃのてれびっこ用VHS「スーパーマリオワールドマリオとヨッシーの冒険ランド」も制作されましたが、こちらも短編作品が中心でした。
海外でのアニメ展開とコミック化の試み
海外では、1989年から放送された「TheSuperMarioBros.SuperShow!」の中で『スーパーマリオ』のアニメが放送され、その後もスピンオフ番組「KingKoopa’sKoolKartoons」や「TheAdventuresofSuperMarioBros.3」、「SuperMarioWorld」などが制作されました。しかし、90年代前半を境に、日本と海外の両方でアニメ制作は途絶えてしまいます。
また、欧米ではコミック展開もほとんど行われていませんでした。実は、コミックシリーズを手掛けてきたクリエイターが『スーパーマリオ』のコミック化を企画し、任天堂アメリカからは好評を得たものの、日本の任天堂に却下されたという経緯も存在します。しかし、今年4月にはコミックシリーズ「ArchieGameGalaxy」が発売予定で、その中に『スーパーマリオ』の要素が含まれる可能性も示唆されています。
任天堂の消極的な姿勢と「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の成功
なぜ任天堂は長年、映像化やコミック化に消極的だったのでしょうか。その背景には、1993年に公開された実写映画「スーパーマリオ魔界帝国の女神」の商業的失敗があったと考えられています。しかし、2023年に公開された「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が世界的に大ヒットしたことで、状況は一変。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのアトラクション「スーパー・ニンテンドー・ワールド」の開発をきっかけに、任天堂とイルミネーションの協力体制が構築され、映画化の道が開かれたのです。
今後の展開:『ゼルダの伝説』映画化への期待
「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の成功は、任天堂の映画展開を本格化させるきっかけとなりました。すでに『ゼルダの伝説』の映画化も控えており、今後の展開に大きな期待が寄せられています。「ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー」がさらなるヒットを記録すれば、他の任天堂ゲームの映像化も活発化する可能性は大いにあります。次は何のゲームが映像化されるのか、今後の情報に注目が集まります。