なんJ大好き民のトレンドニュース

熊本地震10年:美しい棚田は荒れ果て、見えない格差…「創造的復興」は誰のためのものか?

投稿日:2026年04月14日

2016年の熊本地震から10年。インフラ整備は進んだものの、復興の恩恵を実感できていない被災者が少なくないことが、西日本新聞の社説で明らかにされました。特に農村部では、耕作放棄地が増加し、生活再建の遅れや経済格差が深刻化しています。

失われた棚田の風景

熊本県西原村の新田地区を訪れると、かつて夕日に映えていた美しい棚田の面影はもはやありません。震災と豪雨で用水路が破壊され、約5ヘクタールの棚田が耕作放棄地となってしまったのです。戦前からコメを生産してきた地域が、荒廃していく様子は、被災者の無念を象徴しています。

「創造的復興」の現実

熊本県は「創造的復興」を掲げ、住宅再建や熊本城の復旧などを進めてきました。しかし、社説は、その実態が理想と乖離している点を指摘します。例えば、被災農家の営農再開が「完了」とされているものの、実際には耕作を諦めざるを得ない農家も多く、中山間地域での再生は道半ばです。

農家の声なき声

県立農業大学校の元副校長である荒木均さんは、「創造的復興は他人事のような気がする」と語ります。同様の実感を抱く農家は少なくなく、耕作放棄地は負の遺産となりかねません。荒木さんは、美しい景観を取り戻すために広葉樹の植林を提案していますが、農地法などの規制が課題となっています。

見えない格差と心の傷

復興の遅れは農村に限った話ではありません。各種アンケートによると、生活再建ができていないと感じている被災者は少なくなく、災害援護資金の返済が滞っているケースも少なくありません。ハード面での復興が進む一方で、生活再建できた人とそうでない人の格差が広がり、被災者の心の傷は癒えていないのが現状です。

誰もが実感できる復興へ

西日本新聞は、行政に対し、被災農家の声に耳を傾け、実情に即した施策を国に働きかけるよう求めています。また、ハード面での復興だけでなく、生活再建が遅れている被災者への支援を強化し、誰もが実感できる復興を実現する必要性を訴えています。

カテゴリー

キーワード

← トップに戻る

社会問題の関連記事

TOKYOFM「HandinHand」特番レポート:箭内道彦が語る、故郷・福島との向き合い方

投稿日:2026年04月15日

TOKYOFMの復興応援プログラム「HandinHand」の特番が2025年11月16日(日)に放送され、福島の復興の歩みとリスナー参加型のスタディツアーの模様が紹介されました。今回は、新企画「福島サポーターズ」の初回ゲスト、クリエイティブディレクターの箭内道彦さんのインタビューに焦点を当ててお届けします。

猟銃を奪われたハンター「おかしい…」検察が証拠品を廃棄、怒りに震える77歳

投稿日:2026年04月14日

北海道砂川市のハンター、池上治男さん(77)が、自身の猟銃を巡る衝撃的な事態に直面しています。2018年にヒグマ駆除を巡り押収されたライフル銃のうち、発砲時に使用した銃が、検察によって適正に廃棄されていたことが判明しました。

7年間の裁判に終止符北海道のハンター、愛銃が帰還!クマ駆除の現場に変化は?

投稿日:2026年04月14日

北海道砂川市のハンター、池上治男さんの猟銃を巡る7年間の裁判が、ついに最高裁で逆転勝訴し終結しました。しかし、銃が実際に返還されるまでには、まだ時間がかかる状況です。今回の裁判は、クマ駆除という地域社会にとって重要な役割を担うハンターの活動と、猟銃の管理に関する問題提起として注目を集めました。

熊本地震の関連記事

熊本地震10年、熊本県庁・市役所で緊急地震対応訓練!初動体制と職員の意識向上を図る

投稿日:2026年04月14日

2016年の熊本地震から10年となる14日、熊本県庁と熊本市役所で大規模地震を想定した緊急参集訓練が実施されました。職員たちは、地震発生直後の初動対応被害状況の把握、そして迅速な情報共有を確認しました。

熊本地震10年:鎮魂の祈りと復興への誓い-益城・御船町で追悼式典

投稿日:2026年04月14日

2016年4月14日に発生した熊本地震から10年。震度7の激しい揺れで甚大な被害を受けた熊本県益城町御船町では、犠牲者を悼む鎮魂の祈りと、復興への決意を新たにする追悼式典が行われました。

二度の震度7から10年…益城町「今からがスタート」熊本地震の記憶と復興への決意

投稿日:2026年04月14日

2016年の熊本地震から14日で10年。熊本県内各地で追悼の祈りが捧げられています。特に甚大な被害を受けた益城町では、「今からがスタート」と復興への決意を新たにしています。

復興の関連記事

TOKYOFM「HandinHand」特番レポート:箭内道彦が語る、故郷・福島との向き合い方

投稿日:2026年04月15日

TOKYOFMの復興応援プログラム「HandinHand」の特番が2025年11月16日(日)に放送され、福島の復興の歩みとリスナー参加型のスタディツアーの模様が紹介されました。今回は、新企画「福島サポーターズ」の初回ゲスト、クリエイティブディレクターの箭内道彦さんのインタビューに焦点を当ててお届けします。

熊本地震10年:鎮魂の祈りと復興への誓い-益城・御船町で追悼式典

投稿日:2026年04月14日

2016年4月14日に発生した熊本地震から10年。震度7の激しい揺れで甚大な被害を受けた熊本県益城町御船町では、犠牲者を悼む鎮魂の祈りと、復興への決意を新たにする追悼式典が行われました。

二度の震度7から10年…益城町「今からがスタート」熊本地震の記憶と復興への決意

投稿日:2026年04月14日

2016年の熊本地震から14日で10年。熊本県内各地で追悼の祈りが捧げられています。特に甚大な被害を受けた益城町では、「今からがスタート」と復興への決意を新たにしています。

棚田の関連記事

春休みは親子で株式投資体験!ボードゲーム「ブルサ」で学ぶお金の仕組み

投稿日:2026年03月30日

春休みを利用して、金融や経済の基礎を学ぶ「グローバル・マネー・ウィーク春休み親子経済教室in北浜」が3月26日、大阪取引所で開かれました。主催は日本取引所グループ、大阪取引所、大阪府、大阪市、こども本の森中之島。約70組の親子が参加し、楽しみながらお金の知識を深めました。

農業の関連記事

松戸で「とれたて!まつど農業フェス」開催!地元野菜の料理や体験が盛りだくさん

投稿日:2026年04月14日

4月11日、松戸市21世紀の森と広場で「とれたて!まつど農業フェス~畑の野菜が食卓に並ぶまで~」が開催されます。主催は公益社団法人松戸青年会議所。松戸産の新鮮な野菜を使った料理や、親子で楽しめる体験プログラムが満載のイベントです。

鳥取県日南町「日南トマト」出荷最盛期!甘みと香りが自慢の特産品を食卓に

投稿日:2026年04月10日

鳥取県日南町で、大人気の特産品「日南トマト」の出荷が最盛期を迎えています!今年は実が大きく、上々の出来栄えで、これから地元はもちろん、広島や岡山などの市場へ約530トン、売り上げ2億4千万円を目指して出荷されます。

茨城県「道の駅常総」で話題沸騰!6種から選べる「絶品プリン」がマジでうまい!

投稿日:2026年04月08日

全国各地の道の駅グルメをレポートする「全国道の駅の旅人」なおすけさん(@michinoeki_si)が、茨城県常総市にある「道の駅常総」のプリンを紹介し、SNSで話題になっています!

格差の関連記事

ハンガリー、16年間のオルバン政権に終止符!総選挙で野党が勝利、国民は「実験」にNO

投稿日:2026年04月13日

ハンガリーで12日に行われた総選挙で、16年間政権を握ってきたオルバン・ヴィクトル首相が敗北し、政権交代が確実となりました。長年、独自の政治路線を歩んできたオルバン首相の「実験」に対し、ハンガリー国民はついに「これ以上、実験台にされるのはごめんだ」と意思表示した形です。

台湾発話題の小説「四維街一号に暮らす五人」日本出版記念!楊双子×角田光代トークイベントレポート

投稿日:2026年04月13日

台湾で話題を呼んでいる小説『四維街一号に暮らす五人』の日本版刊行を記念して、8月23日に東京・虎ノ門の台湾文化センターでトークイベントが開催されました。著者の楊双子さんと作家の角田光代さんという、初顔合わせのお二人が、歴史、ジェンダー、そして食をテーマに熱いトークを繰り広げました。

大リーグ平均年俸が8億5000万円!韓国メディア「WBCでドミニカ共和国に圧倒された理由はこれだ」

投稿日:2026年04月10日

大リーグの2026年開幕時の平均年俸が過去最高の約8億5000万円に達したことが明らかになりました。この数字は、日本の平均年俸の約17倍、韓国プロ野球(KBO)の約45倍に相当し、その圧倒的な年俸格差が話題を呼んでいます。

被災者の関連記事

熊本地震から10年:官房長官「教訓を生かし災害対応力強化」–被災者の8割が災害関連死、避難生活環境整備も進む

投稿日:2026年04月14日

2016年4月14日に発生した熊本地震の前震から10年。木原稔官房長官は14日の記者会見で、この大災害から得られた貴重な教訓を活かし、災害対応力のさらなる強化に努める姿勢を強調しました。

東日本大震災から15年…被災者が今伝えたいこと【徳島】

投稿日:2026年03月25日

2011年3月11日に発生した東日本大震災から15年。震災の記憶が色褪せる中、被災者が未来へ伝えたい想いを、徳島県鳴門渦潮高校の生徒たちに語りかけました。四国放送の取材班は、震災からの復興が進む岩手県釜石市を訪れ、その現状と、被災者の強い思いを伝えました。

津波で引き裂かれた親子の絆…紙芝居「マーくんがんばれ」が伝える東日本大震災の記憶

投稿日:2026年03月21日

2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた千葉県旭市で、津波に巻き込まれた母と息子の体験を基にした紙芝居「マーくんがんばれ」が、震災の記憶を風化させない取り組みとして注目を集めています。2024年3月8日に旭市内で披露されたこの紙芝居は、観客の心を強く揺さぶりました。