W.ユージン・スミス展覧会開催!報道写真の巨匠が捉えた「ロフトの時代」と新たな表現
20世紀を代表する報道写真家、W.ユージン・スミスの展覧会が、2026年3月17日(火)から6月7日(日)まで、恵比寿の東京都写真美術館で開催されます。報道写真家としての顔だけでなく、芸術家としてのスミスの魅力に迫る、日本初の試みとなる展覧会です。
戦場から日常へ。スミスの足跡
第二次世界大戦中から『ライフ』誌の特派員として活躍し、戦後の人々の生活を克明に記録してきたスミス。その作品は、ドキュメンタリー写真の金字塔として知られています。しかし、今回の展覧会では、彼の報道写真という側面だけでなく、芸術家としての探求心に焦点を当てています。
「ロフトの時代」がスミスを変えた
1954年に『ライフ』誌を退職後、スミスはニューヨーク・マンハッタンのロフトに移り住みます。そこは、マイルス・デイヴィスやサルバドール・ダリ、ダイアン・アーバスなど、各界の才能が集まる創造の場でした。スミスは、ロフトでの交流を実験的な手法で写真に収めると同時に、窓の外に広がる日常の風景を写し取ることで、自身の写真観を大きく変えていきます。
従来の報道写真の枠を超え、時間を超えて本質を浮かび上がらせる芸術的な「表現」へと視点を広げたスミス。今回の展覧会では、この「ロフトの時代」に焦点を当て、その制作過程や写真観の変化を辿ることができます。
回顧展『LetTruthBethePrejudice』と〈水俣〉シリーズ
展覧会では、スミス自身が企画・構成した回顧展『LetTruthBethePrejudice』の一部を再現展示。さらに、ロフトでの制作を経てジャーナリズムへと回帰したスミスが取り組んだ、〈水俣〉シリーズも紹介されます。これらの展示を通して、スミスが「ロフトの時代」を経て、自身の写真表現をいかに拡張したのか、その全体像に迫ります。
開催情報
『W.ユージン・スミスとニューヨークロフトの時代』
- 会期:2026年3月17日(火)~6月7日(日)
- 会場:東京都写真美術館2階展示室
- 時間:10:00~18:00(※木・金は~20:00)
- 休館日:月曜、5月7日(木)(※ただし5月4日(月)は開館)
- 料金:一般700円、学生560円、高校生・65歳以上350円
- ※第3水曜日は65歳以上無料
- ※3月17日(火)~4月5日(日)は、「ウェルカムユース2026」キャンペーンで18歳以下無料
W.ユージン・スミスの新たな一面に触れることができる、貴重な機会です。ぜひ足を運んでみてください。