東日本大震災15年:愛媛・石手寺で追悼法要、福島からの移住者は「期待する復興はまだ」
2011年3月11日に発生した東日本大震災から、今年で15年が経過しました。愛媛県松山市にある四国霊場の一つ、石手寺では、犠牲者の冥福を祈り、復興を願う追悼法要が営まれました。
震災発生時刻に黙とう
午後2時46分、地震が発生した時刻に合わせて、石手寺の本堂では1分間の黙とうが捧げられました。参列者たちは、15年という年月を経ても色褪せない悲しみを胸に、犠牲者への哀悼の意を表しました。
福島からの移住者の声「現状回復を願う」
法要には、震災を受けて福島県南相馬市から愛媛県に移住してきた渡部寛志さんも参列。復興の歩みが思うように進んでいない現状に、悔しさを滲ませながら語りました。
渡部さんは「毎年3月11日がすぐに来て、また思い出す日だなとつくづく思います。自分が期待するような復旧はできていない。できれば現状回復を望んで、安心して暮らせる場所で、みんなで力を合わせて復旧、復興に向かいたい。でも、それが実現しない。15年経っても前に思ったように進んでいかない。そういう点では悔しさを強く感じます」と、複雑な思いを吐露しました。
復興への祈りと追悼の奉納太鼓
石手寺の境内では、ロウソクの火で「3.11生きる」の文字が灯され、復興への強い願いが込められました。また、犠牲者を追悼する奉納太鼓が鳴り響き、厳粛な雰囲気の中、法要は締めくくられました。
東日本大震災から15年。愛媛県松山市の石手寺での追悼法要は、犠牲者の冥福を祈るとともに、被災地の復興を願う人々の思いを力強く表現しました。