吉沢亮、日本アカデミー賞で10冠達成『国宝』に喜び「役者という道を見つめ直す機会に」
日本映画界最高の栄誉である『第49回日本アカデミー賞』の授賞式が13日に行われ、映画『国宝』が最優秀作品賞を含む10冠を獲得し、大きな話題となりました。主演を務めた吉沢亮さん(32)は、最優秀主演男優賞を受賞し、喜びを語りました。
横浜流星からトロフィーを受け、心境を吐露
プレゼンターを務めたのは、昨年『正体』で最優秀主演男優賞を受賞した横浜流星さん(29)。吉沢さんは、横浜さんからトロフィーを受け取ったことにも感慨深げでした。
受賞スピーチで吉沢さんは、「非常にうれしく思っております。僕の名前を呼んでくれて、このトロフィーを渡してくれた横浜流星さんと大変な稽古期間を乗り越え…今までお芝居って楽しいなっていう思いだけで役者を続けてきたんですけれども、今回その芸の道を生きる人間の業というか道の険しさみたいなものを改めて痛感して、そして、その先にある本当の喜びのようなものに少し触れられたような気がして、改めてこの道に生きる自分を見つめ直す機会になりました。」と、役者としての自身の道を改めて見つめ直すきっかけになったと語りました。
李相日監督「人間だからこそある美しさを描きたい」
また、最優秀監督賞を受賞した李相日監督は、「とにかく美しい映画をつくりたいと思っていたんですね。その美しいというのは歌舞伎という伝統芸能の舞台の美しさ、それだけではなくて、何かこう芸に対して、何か人としてどこまでも何かを極めていくという、そういった人間だからこそある美しさを描きたいと思ってこの作品に臨みました。」と、映画に込めた想いを明かしました。さらに、「映画で世界を変えられるとまでは言い切れませんけど、悪い方悪い方に行く流れを踏みとどまる力は映画にはあるんじゃないかと思っています。」と、映画の持つ力について力強く語りました。
『国宝』が示す感動のメッセージ
吉沢さんは、改めて「同い年の役者から役者っていう仕事はやっぱりかっこいいんだなっていうことをこの作品を見て思ったって話をしてくれて、それがなんか僕の中で非常に心に残ってるんですけれども。この芸の世界に生きている人でもそうじゃない人でも、何かこう本気に何かに打ち込む姿を見ると人は感動するんだなっていうのがこの映画で伝わったのかなっていう。」と、映画が観客に感動を与えたことへの喜びを表現しました。そして、「本当にありがとうございます」と締めくくりました。
『国宝』は、歌舞伎役者を目指す主人公の姿を通して、芸の道に生きる人々の情熱と美しさを描いた作品です。今回の日本アカデミー賞での10冠獲得は、その作品の質の高さを証明する結果と言えるでしょう。