イラン製ドローンをコピー?アメリカが“持たざる者の戦法”を逆輸入!イラン攻撃で初実戦投入された衝撃の事実
2024年2月28日から始まったアメリカとイスラエルによるイランへの大規模攻撃で、アメリカ軍が実戦初投入した自爆ドローン兵器「LUCAS(ルーカス)」が注目を集めています。驚くべきことに、このLUCASは、なんとイラン製ドローン「シャヘド136」を分析して開発されたものだったのです!
イランとアメリカ、同じドローンで撃ち合う皮肉な状況
今回のイラン攻撃では、アメリカとイランが同じコンセプトのドローン兵器を互いに使用するという、皮肉な状況が生まれました。これは、ドローン兵器が世界中で普及している現状を示すとともに、イランの技術がアメリカ軍に採用されるほどの優れた長所を持っていることを証明しています。
LUCASは、全長約3m、全幅約2.5m、重量約200kg。細長い円筒形の機体にデルタ翼とプロペラエンジンを搭載し、最大航続距離は800kmに達します。攻撃時には、ドローン本体が目標に体当たりし、搭載された20~50kg程度の弾頭で破壊します。
なぜアメリカはイラン製ドローンをコピーしたのか?
アメリカ中央軍(CENTCOM)は、LUCASがイランのシャヘド・ドローンをモデルにしていることを公式に発表。「今やアメリカ製の報復を届けるものとなっている」とコメントしています。クーパー司令官も、「イランのドローン設計を捕獲・分解・改良し、今イランに向けて撃っている」と明言しました。
アメリカがイラン製ドローンをモデルにした兵器を採用した背景には、ドローン兵器自体の低コストと、それによる経済的な優位性があります。LUCASの1機あたりの価格は約3万5千ドルで、シャヘド136も約3万ドルと推測されています。しかし、これを迎撃するためのパトリオットミサイルは1発あたり300万ドルもするため、防御側は価格だけで100倍以上のコストがかかるのです。
“持たざる者の戦法”が世界最大の軍隊に採用された理由
今回のLUCASの実戦投入は、低コストで大量生産可能なドローンが、現代戦において重要な役割を果たすことを示唆しています。これまで高価な兵器に頼っていたアメリカ軍が、“持たざる者の戦法”とも言えるイランのドローン技術を取り入れることで、戦術の多様化とコスト削減を図っているのです。
この事態は、今後の軍事技術開発に大きな影響を与える可能性があります。各国がより低コストで効果的なドローン兵器の開発に注力し、ドローンを巡る軍事競争が激化していくことが予想されます。