朝ドラ『ばけばけ』第23週レビュー:ラスボス・錦織との別れに涙!いよいよ佳境へ
朝ドラ『ばけばけ』もいよいよ終盤!第23週「ゴブサタ、ニシコオリサン。」では、主人公・松野トキ(髙石あかりさん)と夫・ヘブン(雨宮尊くん)の入籍に向けて、様々な困難が立ちはだかります。中でも、錦織(吉沢亮さん)との関係は、視聴者の心を掴んで離しませんでした。
ヘブンの決意と家族への想い
生まれたばかりの息子・勘太にすっかりデレデレのヘブンさんは、家族を守ることを決意し、おトキと同じ籍に入るため、日本人になることを決意します。それは、フィリピン行きを諦めることにも繋がりますが、彼の心には迷いはありません。
子育てと仕事の両立は多くのヒロインが向き合ってきたテーマですが、夫がそれを担うという展開は珍しいかもしれません。ヘブンさんは「物書きとしての私は…死んだ」と葛藤を語りつつも、家族を選ぶという清々しい姿を見せます。
久しぶりの再会と、変わらぬ日常
おトキとヘブンの入籍手続きのため、松野家は松江へ里帰り。おサワ&庄田さんの結婚、変わりのない花田旅館、表情が柔らかくなった梶谷さんなど、久しぶりに登場する人々との再会に、グッとくるシーンが満載です。
立ちはだかるラスボス・錦織
しかし、二人の入籍には課題が山積み。島根県知事のお墨付きを得るため、ヘブンさんは錦織に協力を仰ぎますが、体調を崩し、すっかり痩せ細った錦織は、協力を拒否します。かつて親友だったヘブンさんを避けるような態度に、視聴者は心を痛めます。
それでも錦織の本棚にはヘブンさんの著作が並び、彼の愛情が感じられる場面も。離れていても、ヘブンさんの存在を気に掛けていることが伝わってきます。
「雨清水トキ」と「雨清水八雲」
もう一つの課題を乗り越えるため、おトキは「雨清水トキ」と改名。ヘブンさんも「雨清水八雲」となり、結婚を機に名前を変えることの不思議な感覚が描かれます。名前が変わっても、家族の関係や自分自身は変わらないというメッセージが込められています。
錦織の真意と、八雲の覚悟
ヘブン…改め、八雲の筆が鈍っていたのは、彼が日本人になりつつあるからではないか?錦織は、八雲が日本の原風景に心を動かさなくなっていることを指摘し、日本人になることを否定します。その冷酷な表情は、まさにラスボス!
しかし、八雲も「ニホンデモカケル。カナラズ、カケル!」と強い覚悟を示し、作家としてのプライドを取り戻すべく、鬼気迫る勢いでペンを走らせます。そして、それが錦織の狙いだったのです。八雲の作家としての魂を呼び覚ますことこそ、錦織の最後の仕事だったのです。
友情の証と、未来への希望
八雲の著作『東の国から』には、錦織への感謝の言葉が記され、二人の友情は永遠に生き続けます。そして、知事からの「お墨付き」が届き、おトキと八雲の結婚が祝福されます。
次週の『ばけばけ』は、いよいよ佳境。おトキと八雲をつなぐ鍵である「怪談」に、物語が大きく動き出す予感です。