センバツ、花咲徳栄が劇的な逆転負け…エース投入のタイミングに監督が語る苦渋の決断
春の甲子園、センバツ高校野球大会準々決勝で、花咲徳栄高校(埼玉)が智弁学園高校(奈良)に8-12で逆転負けを喫しました。2回表までに8-0と大きくリードした状況からの一転劇は、過去のセンバツ記録を塗り替える大逆転劇となりました。
試合の経過:序盤の猛攻から智弁学園の反撃
花咲徳栄は初回、打者11人を含む猛攻で一挙6点を奪い、さらに2回にも2点を加点。8点リードの優位を築きました。しかし、智弁学園も黙っていません。花咲徳栄が2年生投手を立て続けに起用する中、着実に得点を重ね、4回終了時には8-6と2点差まで迫りました。
黒川エースの投入:監督の葛藤と球数制限
迎えた5回裏、智弁学園は1点差に追いつき、さらに2死一、三塁のチャンスを作ります。花咲徳栄の岩井隆監督は、エース・黒川凌大を投入。しかし、智弁学園の志村叶大選手に2点二塁打を浴び、逆転を許してしまいます。黒川投手はその後も失点を重ね、花咲徳栄は敗北を喫しました。
岩井監督のコメント:春を獲るための決断と苦悩
試合後、岩井監督は「甲子園は甘くない。勉強させていただきました」とコメント。黒川投手の投入時期については、「6回からと決めていた。『もう少し早くてもいいかな』とも思ったが、他のピッチャーも悪くはなかったので…」と振り返りました。その背景には、1週間500球以内という球数制限への意識があったことを明かしました。
「『この春(の優勝)を獲る』という気持ちだったので、5回から行くと球数が最後にもたなくなる。球数制限のアヤもありました。負けてしまったら意味はないのですが」と、優勝を目指す中で苦渋の決断を下した心境を語りました。劇的な逆転負けとなったこの試合は、花咲徳栄にとって忘れられない経験となるでしょう。