なぜ平和賞だけノルウェー?ノーベル賞の知られざる舞台裏を徹底解説!
毎年12月10日、世界中の注目が集まるノーベル賞。科学、文学、平和…各分野で人類に貢献した人々がその功績を称えられます。でも、なぜ平和賞だけ授賞式がスウェーデンではなくノルウェーで行われるのでしょうか?そして、経済学賞はいつ、なぜ追加されたのか?この記事では、ノーベル賞に関する素朴なギモンを徹底的に解説します!
ノーベル賞は、ダイナマイトから生まれた?
ノーベル賞の始まりは、スウェーデンの科学者アルフレッド・ノーベルの遺言に遡ります。彼はダイナマイトを発明し、その莫大な富を築きましたが、同時に、その発明が戦争に利用されることに心を痛めました。そこで、自身の遺産を人類の進歩に貢献した人々を称えるために使い、ノーベル賞の設立を遺言に記したのです。
ノーベルは、自身の発明がもたらした負の側面を深く反省し、その贖罪の意味を込めて、平和への願いを込めた賞を創設したのです。彼の平和への思いは、ベルタ・フォン・ズットナーとの交流を通して深まっていきました。ズットナーは、ノーベルに平和運動の重要性を説き、ノーベルの遺言に大きな影響を与えたと言われています。
平和賞だけノルウェー開催の理由とは?
ノーベル賞の授賞式は、原則としてスウェーデンで行われます。しかし、平和賞だけはノルウェーのオスロで開催されるのが特徴です。その理由は、ノーベルの遺言に由来します。当時、スウェーデンとノルウェーは不仲な関係にあり、ノーベルは両国の関係改善を願って、平和賞の授賞式をノルウェーで行うように遺言に記したと言われています。
つまり、平和賞のノルウェー開催は、単なる偶然ではなく、ノーベルの平和への願いと、両国の関係改善への期待が込められた結果なのです。
経済学賞はなぜ追加された?
当初、ノーベル賞は物理学、化学、生理学・医学、文学、平和の5分野でした。しかし、1968年に経済学賞が追加されました。これは、スウェーデン国立銀行の設立300周年を記念して、銀行の要請によって創設されたものです。
正式名称は「アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞」で、賞金はノーベルの遺産ではなく、スウェーデン国立銀行から提供されています。経済学賞の追加は、ノーベル賞の対象分野を拡大し、社会科学の重要性を高めることにつながりました。
授賞式ってどんな風に行われるの?
ノーベル賞の授賞式は、12月10日、ノーベルの命日に行われます。授賞式前には、ストックホルムのノーベル博物館のカフェにある椅子にサインする恒例の儀式があります。その後、各賞の受賞者は、ノーベルレクチャーと呼ばれる記念講演を行い、授賞式でメダルと賞状を受け取ります。
授賞式後には、晩餐会や舞踏会が開催され、華やかな雰囲気の中で祝われます。また、後日には学生主催の懇親会も行われ、受賞者と学生たちが交流する機会が設けられています。この懇親会では、将来の飛躍を願ってカエル跳びをするというユニークな習慣があるそうです。
ノーベル賞は、単なる賞の授与にとどまらず、人類の進歩を祝う国際的なイベントとして、世界中の人々に希望と感動を与え続けています。