「長生きしない」と予感…享年54歳・小泉八雲の破滅的な生活習慣とは?『ばけばけ』で話題の作家の知られざる素顔
NHK連続テレビ小説『ばけばけ』で描かれる小泉八雲(ラフカディオ・ヘルン)の人生に、視聴者の関心が集まっています。ドラマでは心臓の異変が描かれましたが、実際に八雲は54歳という若さで亡くなりました。その死には、不健康な生活習慣が深く関わっていたようです。今回は、妻・セツの回想録や関係者の証言をもとに、八雲の破滅的な生活を紐解きます。
医者嫌い&徹夜で執筆!八雲の健康を蝕んだ日常
セツの著書『思ひ出の記』によると、八雲は医者嫌いで、体調が悪くてもなかなか病院に行こうとしませんでした。「私が注意しないと自分では医師にかかりません」とセツは語っています。また、夜遅くまで執筆に没頭する習慣があり、『ばけばけ』でも描かれているように、寝るのを惜しんでペンを走らせていたようです。
朝早くから起き、長男に英語を教え、昼は散歩や読書、そして夜は深夜まで執筆という過酷なスケジュール。徹夜も珍しくなく、その生活は現代の健康常識からかけ離れたものでした。
愛した洋食と煙草、そして酒…八雲の嗜好品
八雲は洋食を好み、特にプラムプディングや大きなビフテキを好んでいました。また、喫煙家でもあり、朝起きてすぐに床で一服し、子供たちの授業中にも我慢できずに吸うほどでした。気管支炎を患ってからはタバコをやめたものの、以前から肺を病んでいたことが伺えます。
さらに、お酒も好きで、熊本時代にはゆで卵とブランデーを習慣的に摂取していたそうです。心臓発作を起こした後にもウイスキーを飲んでいたというエピソードも残っています。
「自分は長生きしないから急ぎます」と語っていた八雲
東京帝国大学時代の教え子である田部隆次は、八雲が「自分は長生きはしないから急ぎます」と口癖のように言っていたことを証言しています。自身の短い命を自覚し、執筆に没頭していた八雲の姿は、才能と焦燥感が入り混じったものでした。
長男・小泉一雄も、八雲が「馬車馬のように」ひたすら執筆していたと語っています。家族への愛情から、身を削って本を書き続けた八雲。しかし、一雄は「もう少しのんびりさせてあげたかった」と、後悔の念を滲ませています。
『ばけばけ』最終回まで、八雲の死に注目
ドラマ『ばけばけ』では、ヘブン(八雲)の死が近づいています。彼の健康を害した原因や、最期の遺言がどのように描かれるのか、残り4話に注目が集まります。自身の命を削ってまで執筆を続けた八雲の波乱万丈な人生を、ぜひ見守ってください。