北朝鮮“謎の少女”キム・ジュエ、愛子様のような国民的アイドルになれない理由とは?権威主義が招いた“お姫様”の壁
北朝鮮の金正恩総書記の娘、キム・ジュエ氏(13歳)が、最近立て続けに公の場に姿を現し、その動向が注目を集めています。西側メディアでは「キム・ジュエ」と呼ばれ、まるで日本の愛子様のように国民的アイドルになるのでは?と期待する声も上がっています。しかし、その可能性は低いと専門家は見ています。その理由とは一体何なのでしょうか?
北朝鮮の権威主義と王室研究の歴史
北朝鮮は、実は20世紀から日本の皇室をはじめ、イギリスやタイなどの王室を研究してきたという経緯があります。金日成主席と金正日総書記の肖像画も、戦前の日本の「ご真影」をモデルにしていると言われています。これは、「どうやったら市民に尊敬してもらえるのか」という権威を高めるための戦略の一環だったのです。
しかし、権威を高めすぎた結果、国民との距離が開き、「国民に愛される王室」づくりという点で苦戦しているのが現状です。北朝鮮を脱出した元党幹部は、「権威を高めすぎて、国民の中に入っていけなくなってしまった」と語ります。
植樹作業で露呈した“お姫様”の姿
3月14日に公開された植樹作業の様子は、その問題を象徴的に表しています。作業に熱中して下着姿になった李日煥党書記を横目に、キム・ジュエ氏は革のコート姿のまま。土を運ぶ際も、かかとの高い靴を履いたままでした。
「ノブレスオブリージュ(高貴な身分の者の義務)」を果たしているようには見えず、まるで「お姫様」のようです。泥にまみれて汗を流すような、泥臭い作業は彼女には向いていないのかもしれません。
愛子様との比較:国民に寄り添う姿勢の重要性
愛子様は、学習院大学に進学し、積極的にボランティア活動に参加するなど、国民に寄り添う姿勢を見せています。このような活動は、国民からの共感と支持を集め、愛子様ブームを巻き起こす要因の一つとなっています。
一方、キム・ジュエ氏には、そのような国民との接点となる活動が今のところ見られません。権威主義的な体制の中で育った彼女にとって、国民に寄り添うことは難しいのかもしれません。
今後のキム・ジュエ氏の活動に注目
北朝鮮がキム・ジュエ氏をどのように位置づけ、今後どのような活動をさせていくのか、引き続き注目していく必要があります。彼女が国民的アイドルになるためには、権威主義的な殻を破り、国民に寄り添う姿勢を示すことが不可欠でしょう。