「ブルベマウント」にうんざり?パーソナルカラーブームの落とし穴と、本当に自分に似合う色の見つけ方
「ブルベの方が美人」といった声がSNSで広がり、「ブルベマウント」という現象が起きているというニュースが話題になっています。パーソナルカラー診断が人気を集める一方で、そのデメリットや落とし穴も浮き彫りになってきています。今回は、パーソナルカラーブームの現状と、自分らしいおしゃれを楽しむためのヒントを探ります。
パーソナルカラー診断の現状:7割以上の人が自分のタイプを知っている
コスメやファッション選びの定番ワードとなっている「ブルベ(ブルーベース)」と「イエベ(イエローベース)」。20代から40代の女性を対象とした調査によると、この言葉の意味を知っている人は98%、自分のタイプを知っている人も7割以上に上ります。
街頭インタビューでは、実際にパーソナルカラー診断を受けたことがある人や、友人から「ブルベだね」「イエベだね」と言われるという声が多く聞かれました。診断方法としては、情報サイトなどで自己診断する人が半数以上を占め、専門機関での診断は約2割にとどまっています。
コラムニストの月岡ツキ氏は、この結果に対し「みんなノリでやっている感じのところもあるんでしょうね。だから、みんな“ノリべ”なんじゃないですか(笑)雰囲気で『そうかな』みたいな感じでやっているのでは」とコメントしています。
パーソナルカラーを参考にする人の実態:顔写りや似合うものを買うため
実際にモノを選ぶ際にブルベかイエベを参考にする人は63%に達しています。コスメや髪の色、ファッション、アクセサリー、マスクの色など、様々なアイテムを選ぶ際に、自分のタイプがわかっていると選びやすくなるというメリットがあります。
パーソナルカラーを知って良かったこととしては、「顔色が良くなった」「洋服の無駄遣いが少なくなった」「自分に似合うものを見つけることができて自信がついた」といった声が寄せられています。
パーソナルカラー診断のデメリット:カテゴライズによる自由の制限
一方で、パーソナルカラーを知って悪かったこととして、「自分のなりたいイメージとは違うメイクになってしまった」「服の色がワンパターンになりがち」「純粋に買い物を楽しめない」といった声も上がっています。
月岡氏は、「色だけだからまだいいけど、骨格診断とか顔タイプ診断とかまで乗っかってくると、もうこの系統の色のこの形のブラウスしか着れないみたいになってくるじゃないですか。ちょっとがんじがらめで楽しくないなと思っちゃう。カテゴライズでモノを選ぶ基準にするのはいいけど、カテゴリーに乗っ取られちゃうとちょっと楽しくなくなっちゃう。主体は自分であるということを忘れたくないなと思う」と警鐘を鳴らします。
過去のファッションを振り返り、「若い頃に全然似合わないけど着ていたこともあった。そういう頃の写真を見ると、『うわ、似合わねえ…』とか思ったりするけど、でもその頃って、着たくて着ていたから、それはそれで良かったんじゃないかなって思う」と、着たい気持ちを大切にすることの重要性を説いています。
パーソナルカラーはあくまで参考として、自分らしいおしゃれを楽しむことが大切です。診断結果に縛られすぎず、自分の好きな色や着たい服を自由に選んで、ファッションを楽しみましょう。