熊本地震から10年…1.8mの段差、復興への道のり阿蘇出身アナウンサーが語る「あの日の記憶」
2016年4月14日に発生した熊本地震から、14日で10年を迎えます。観測史上初めて震度7の揺れを2度観測したこの大災害で、関連死を含めて278人が犠牲となりました。熊本県出身で宮崎放送のアナウンサー、古田とわさんが、故郷の阿蘇市を訪れ、被災した人々の思いを伝えます。
震災直後の阿蘇…変わり果てた風景と人々の苦労
古田アナウンサーは、地震発生当時、高校2年生で阿蘇市に住んでいました。震災直後の阿蘇の状況について、以下のように語ります。
「今、皆さん、車通って画面上で見ても、きれいな普通の道路に見えると思うんですけど、実際、ここの道路も震災直後のときは、人が一人分くらい、1メートル80センチくらいの段差ができて、車すら通れないですし、人が通るのもハシゴみたいなのをかけて、一回下りて、もう一回上がるみたいな、断層が通っているのがしっかり分かるような、ここは生活道路なので、ものすごく困ったのを覚えていますね。」
道路が寸断され、生活インフラが麻痺した阿蘇。人々は互いに助け合い、復旧作業に奔走しました。
地域の心の拠り所、阿蘇神社の復興
地震によって大きな被害を受けた阿蘇神社は、地域の心の拠り所でした。地震で全壊した楼門は、多くの人々の手によって復旧が進められ、3年前に元の姿を取り戻しました。
「(震災当時は)こんなに高さがあるわけじゃなくて、私の目線位、ここくらいかな、一番屋根がべしゃっと・・・」と古田アナウンサーは当時を振り返ります。
復興した阿蘇神社の様子について、古田アナウンサーは「見てもらったら分かるように、つなぎ目とかも新しくやっていたりとか。やっぱりこれが阿蘇神社だったよなと、出来上がってきてみると、これこれってなりますね」と、喜びと安堵の表情を見せました。
10年後の阿蘇…未来へ向けて
熊本地震から10年。阿蘇は少しずつ、しかし確実に復興への道を歩んでいます。古田アナウンサーは、被災した人々の「今だからこそ話せる思い」を現地で聞き、その声を伝えていくことを決意しています。復興にはまだ時間がかかりますが、阿蘇の人々は、未来に向かって力強く歩み続けています。