三重・松阪の築150年古民家で心温まるオカリナコンサート!地域に愛された「お医者さんの家」が新たなコミュニティ拠点に
三重県松阪市飯南町下仁柿にある築150年の古民家で、地域住民を招いたオカリナコンサートが開催されました。この古民家は、明治時代から続く医者の家系である青木家のもので、地元の人々から親しみを込めて「お医者さんの家」と呼ばれています。
「地域の皆さんが集える場所に」青木さんの想い
青木みどりさん(75)は、亡くなったご主人の実家である古民家を「地域の皆さんが集まって楽しめる場所にしたい」と考え、飯南町出身のオカリナ奏者、西村郁子さん(68)と共にコンサートを企画しました。12日のコンサートには、地域住民約30人が訪れ、春の穏やかな日差しの中で、心温まるひとときを過ごしました。
懐かしい思い出とオカリナの音色
青木さんと西村さんは、「さくらさくら」「いい日旅立ち」「仁柿小学校校歌」など、15曲を演奏しました。参加者たちは、懐かしいメロディーに耳を傾けたり、口ずさんだりして、コンサートを楽しみました。
演奏後、西村さんは「お医者さんの家」への思い出を語りました。「子供の頃、おじいちゃんの薬をもらいによく来ました。先生の奥さんが薬研で薬をすりつぶしてくれたり、登校時に先生が喉の具合を診てくれたり、親しみのある先生でした。まさか、この場所でオカリナを演奏するとは」と、感慨深げに話しました。
庭の松に咲いた奇跡の桜
コンサートの休憩時間には、庭の松の木に着生したヤマザクラが紹介されました。6年前に発見されたこの桜は、現在高さ3メートルほどに成長し、今年はたくさんの花を咲かせました。青木さんは「松に場所を借りているのに、桜は小さくならずにぐんぐん成長している。そこにほれて『ど根性桜』と命名しました」と笑顔で語りました。
このコンサートを通して、「お医者さんの家」は、単なる古民家ではなく、地域の人々にとって大切なコミュニティ拠点として、新たな役割を担っていくことになりそうです。