T-BOLAN上野博文、ステージ4肺がん&くも膜下出血からの奇跡の復活!ライブでの「上野コール」が力に
ロックバンドT-BOLANのベース、上野博文さん(60歳)が、ステージ4の肺がんと闘いながらも、精力的にライブ活動を続けています。2015年にはくも膜下出血で生死をさまよいましたが、奇跡的に復活。病と向き合いながらステージに立つ上野さんを支えているのは、ライブ会場から沸き起こる観客の「上野コール」です。
くも膜下出血からの奇跡的な復活
T-BOLANは、森友嵐士さん、上野博文さん、五味孝氏さん、青木和義さんの4人で1990年に結成。数々のヒット曲をリリースし、90年代に一世を風靡しました。しかし、メンバーの不調や活動休止を経て、2012年に再結成、2014年にライブ活動を再開。そんな中、上野さんは突然の病に倒れました。
2015年3月、自宅で倒れているところを発見され、緊急搬送された上野さん。診断の結果、くも膜下出血でした。「1日に2箱吸っていたタバコが原因かもしれない」と振り返ります。医師からは「くも膜下出血の5段階で一番悪い状況」と宣告され、およそ2カ月半、意識不明の状態が続きました。
意識が戻るまで、メンバーや家族は上野さんの耳元で励ましの言葉や音楽を届け続けました。森友さんは、上野さんの意識が戻る兆しを見せるまで、30分以上も一方的に話しかけ続けたそうです。そして、3日後には上野さんの指が動き、1週間後には手が上がりました。奇跡的な回復を見せた上野さんは、その後、半年間のリハビリを経て、歩けるまでに回復しました。
視力障害との闘い、そして肺がん
しかし、くも膜下出血の後遺症はそれだけではありません。出血により両目の水晶体が濁り、視力を失いました。手術で視力を取り戻したものの、今度は両目の網膜剥離に見舞われ、右目は計4回も手術を受けることになりました。「網膜が剥がれないように、うつぶせで寝ないといけないのが大変だった」と苦笑いを浮かべます。
そして、2023年には肺がんが発見されました。現在も抗がん剤治療を受けながら、T-BOLANのラストライブツアー「T-BOLANLASTLIVETOUR2025-2026終章SINGTHEBESTHITJOURNEY47」に臨んでいます。
「上野コール」が力に
各地でチケットが完売となるラストツアー。ライブでは、森友さんが上野さんを「奇跡の男」と紹介すると、会場全体から「上野!」「上野!」という大歓声が沸き起こります。「こういうことに慣れていないから、どう反応していいかわからなくて、リアクションに困っちゃうんですよね。でも、うれしいですね」と上野さんは照れくさそうに語ります。
ライブは2時間半を超えることもあり、上野さんがいつでも座れるように、ステージ上に椅子が用意されています。「ツアーが始まった頃に比べると、だいぶ楽になってきましたね。ただ、最近はちょっと疲れがたまっているので、座っている時間が長いかもしれません」と、体調と向き合いながらも、ステージに立つ喜びを語りました。
病と闘いながらも、音楽への情熱を燃やし続ける上野博文さん。彼の姿は、多くの人々に勇気と希望を与えています。