同じ血筋なのに運命が違う!悲しい兄弟車の実態-トヨタvsダイハツ、スープラvsZ4
自動車の世界には、基本設計や部品を共有する兄弟車が存在します。しかし、同じクルマでありながら、販売台数や評価が大きく異なるケースも少なくありません。今回は、異なる運命を辿った代表的な兄弟車にスポットを当て、その背景を探ります。
トヨタライズvsダイハツロッキー:販売台数に明暗
コンパクトSUVのライズは、トヨタのラインナップの中でも人気車種ですが、実は製造元はトヨタの子会社であるダイハツ。ダイハツもライズとほぼ同じクルマをロッキーという名前で販売しています。ライズとロッキーは、顔つきこそ異なりますが、中身はほとんど同じと言えるでしょう。
しかし、2025年の販売台数には大きな差があり、ライズが10万台強なのに対し、ロッキーはわずか1.7万台。この差は、会社規模の違いや、トヨタが普通車中心、ダイハツが軽自動車中心という販売戦略の違いが影響していると考えられます。それでも、ロッキーの販売は堅調で、ダイハツを支える存在となっています。
トヨタスープラvsBMWZ4:共同開発が生んだスポーツカー
2019年に復活したトヨタスープラは、往年のファンを歓喜させましたが、実はBMWとの共同開発によって誕生したモデルです。トヨタは、スープラシリーズの伝統である直6エンジン+後輪駆動(FR)というコンセプトを継承するため、直6エンジンに強みを持つBMWの協力を得ました。
この協力体制により、BMWは自社モデルの3代目Z4を開発。スープラとZ4は、同じルーツを持つ兄弟車となりました。ライズ&ロッキーとは異なり、スープラとZ4はそれぞれ独自に開発が進められ、完成した両車にはかなりの違いがあります。車体の製造は、オーストリアのマグナ・シュタイアが担当しています。
5代目スープラは一定の評価を得ましたが、ガソリン車であるため、エコ志向の現代には合わず、BMWとの契約満了に伴い、2026年3月での生産終了が決定しました。スポーツカーの未来には、どのような変化が訪れるのでしょうか。