「緑茶」は食事中に飲んじゃダメ?管理栄養士が教える“相性が悪い栄養素”とは
5月2日は「緑茶の日」。新茶がおいしい季節ですが、実は緑茶を飲むタイミングによっては、食事から栄養をしっかり吸収できないことがあるんです!今回は、管理栄養士の松田加奈さんに、緑茶の正しい飲み方や、一緒に摂ると栄養吸収を邪魔してしまう意外な食べ物について教えてもらいました。
緑茶の栄養とメリット
緑茶には、ポリフェノールの一種であるカテキンが豊富に含まれています。カテキンは抗酸化作用が強く、脂肪燃焼やコレステロール値の低下、殺菌作用による病気予防に効果的です。
さらに、ビタミンB2やフッ素、カリウム、テアニンなども含まれており、美肌効果やリラックス効果、疲労回復効果も期待できます。特にテアニンはカフェインと一緒に摂取することで、コーヒーよりも穏やかな集中力を持続させる効果があるのが特徴です。
驚くべきことに、温かい緑茶2杯にはレモン1個分のビタミンCが含まれているんです!熱に弱いビタミンCですが、緑茶に含まれるカテキンのおかげで壊れにくいのだとか。積極的に緑茶を飲んで、健康と美容をサポートしましょう。
食事中の緑茶は鉄分の吸収を阻害する?
食事中に緑茶を飲むと、食事で摂った鉄分の吸収を邪魔してしまうという情報があります。これは本当なのでしょうか?
松田さんによると、緑茶に含まれるタンニンが鉄分と結びつきやすく、「タンニン鉄」という吸収されにくい物質に変化させてしまうためです。ただし、影響を受けるのは植物性の鉄分のみで、動物性の鉄分であれば問題ありません。
カテキンを最大限に活かす!飲むタイミングと食べる順番
緑茶に含まれるカテキンの効果を最大限に活かしつつ、胃への負担を減らすためには、飲むタイミングや食べる順番が重要です。
カテキンは脂肪の吸収を抑えたり、血糖値の上昇を緩やかにしたりする効果がありますが、空腹時に飲むと胃粘膜を刺激してしまう可能性があります。胃腸が弱い方は、食事の途中で緑茶を飲むのがおすすめです。食事を半分くらい食べてから飲むのがベストでしょう。
タンニンが植物性鉄分の吸収を阻害するため、食事中にお茶を飲む場合は、ビタミンCが豊富なレモン、パプリカ、ブロッコリーなどを一緒に食べると良いでしょう。鉄分を最大限に吸収したい場合は、食後1時間くらい経ってからお茶を飲むのがおすすめです。
また、カテキンは80度くらいの熱いお湯によく溶け出すので、熱いお茶を淹れて、少し冷ましてから飲むのがおすすめです。
緑茶と鉄分を含む食品の組み合わせは避けるべきですが、緑茶を飲むこと自体には様々なメリットがあります。タイミングを工夫して、美味しく健康的に緑茶を楽しみましょう!