脚本家・内館牧子さん、77歳で逝去 朝青龍問題や人気力士との熱愛報道も
国民的ドラマを数々生み出した脚本家の内館牧子さんが、12月17日に急性心不全のため77歳で亡くなられました。葬儀・告別式は近親者のみで行われ、来春にお別れの場が設けられる予定です。
脚本家としての功績
武蔵野美術大学卒業後、三菱重工業に勤務しながらシナリオライターの学校に通い、40歳で脚本家デビュー。NHK連続テレビ小説『ひらり』や『私の青空』、大河ドラマ『毛利元就』など、国民的ドラマを手がけました。また、『想い出にかわるまで』(TBS系)や『白虎隊』(テレビ朝日系)など、民放の話題作も多数執筆し、幅広い層から支持を集めました。
相撲愛と横綱審議委員
大の相撲好きとしても知られ、2000年には女性初の横綱審議委員に就任。10年の任期中は、元横綱・朝青龍の素行問題に積極的に意見を述べ、「アスリートとしては150%愛しているが、横綱、力士としては認めていない」と強烈な発言で注目を集めました。退任時には「びん付け油のにおいがする場所に10年間通えて、本当に幸せでした」と相撲への愛情を語っています。
29歳差の熱愛報道
その一方で、20年以上前には人気力士との熱愛が報じられたことも。当時24歳の雅山(現・二子山親方)との結婚を報じる“謎のファックス”が出回り、大きな話題となりました。しかし、内館さんの所属事務所は「雅山関とは一度も会ったことがない」と否定。内館さん自身も後にエッセイ『なめないでね、わたしのこと』でこの件について触れています。
相撲への情熱と最期
相撲への深い愛情を持ち続けた内館牧子さん。びん付け油の香りに包まれながら、桟敷席で相撲を観戦する姿が目に浮かびます。ご冥福をお祈りいたします。
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