三重県多気町が「オーガニックビレッジ」を宣言!給食にも有機米、循環型農業で未来を変える
町ぐるみの挑戦!「オーガニックビレッジ」って何?
三重県多気町が、持続可能な地域づくりを目指して「オーガニックビレッジ宣言」を行いました。これは農林水産省が推奨する取り組みで、地域の資源をフル活用して、生産から消費まで有機農業でつなぐというもの。三重県内では4番目、町としては初の宣言となり、今、多気町の挑戦に注目が集まっています。
キノコ菌床が野菜の栄養に!資源を無駄にしない「循環型農業」
多気町が力を入れているのが、町内のキノコ工場から出る「菌床(きんしょう)」を再利用した循環型の野菜作りです。本来は捨てられてしまう菌床を堆肥として活用することで、環境への負担を減らしながら美味しい野菜を育てています。現在は「たき土力(どりょく)の会」という農家のグループを中心に活動が広がっており、今後、新しく大型の堆肥舎を建設して生産量をさらに増やす計画も進んでいます。
給食がオーガニックに!「多気特別米」の挑戦
さらに注目したいのが、農薬や化学肥料に頼らない「多気特別米」の生産です。代かきを複数回行って雑草を防いだり、昔ながらの除草機を使ったりと、農家さんが手間暇をかけて大切に育てています。このお米はすでに地元の小中学校や保育園の給食にも提供されており、「子どもたちに安心で安全な地元の味を届けたい」という熱い想いが込められています。将来的には、町内の学校給食すべてをこのお米にすることを目指しています。
2030年に向けて、未来の食卓を支える町へ
多気町は2030年までに、菌床堆肥を活用する農家を100人まで増やし、特別米の生産面積も拡大させるという明確な目標を掲げています。筒井尚之町長は「慣行農業と有機農業の両方を尊重しながら、地域資源を大切にする農業を進めていきたい」と意気込みを語りました。自分たちが暮らす街で、「食」の未来を自分たちで作っていくという多気町の取り組みは、これから全国的にも注目のロールモデルになりそうです。詳しい活動状況については、ぜひ