「大好きなこと」より優先すべきこととは?末期がん患者が教えてくれた「後悔ゼロの人生」を送る極意
「大好きなこと」と「大切なこと」は別物だと知っていますか?
人生の最期を迎えるとき、私たちは何を思い浮かべるのでしょうか。成功や財産、あるいは肩書きでしょうか。海上自衛隊の病院で衛生兵として働いていた佐藤彰太さんは、末期がんと闘いながらも、信じられないほど幸せそうに過ごしていた一人の患者さんとの出会いが忘れられないといいます。ギター一本で世界を旅してきたシンガーのAさんは、最期まで「やり残したこと」への後悔を一度も口にしませんでした。彼が教えてくれた、人生を豊かにする一番の秘訣は、「『大好きなこと』よりも『大切なこと』に時間を使うこと」でした。
自分本位な人生から抜け出すためのヒント
Aさんは昔、趣味の名湯巡りが「大好きなこと」でした。しかし、弾き語りをすると周りの人たちが心から喜んでくれることに気づき、あえて歌うことを選びました。自分一人で完結する「大好きなこと」だけでなく、他者を幸せにする「大切なこと」を優先したことで、彼の人生はかけがえのないものになったのです。自分自身のワクワクだけを追い求める「自分本位」な生き方から一歩進み、周りのために何ができるかを考えること。それが、巡り巡って自分自身を深く満たすことにつながると佐藤さんは説いています。
忙しい現代人が見失いがちな「自分と向き合う時間」
では、自分にとっての「大切なこと」をどう見つければよいのでしょうか。答えは意外にもシンプルで、「あえて何もしない時間」を意図的に確保することです。仕事やSNSの通知に追われる日々では、自分の内なる声を聞く余裕はありません。スマホを置いて、パソコンを閉じて、静寂の中で「自分は何のために生きているのか」「周りの人を笑顔にするにはどうすればいいか」と自問自答してみてください。デジタルデトックスをして自分と対話する時間は、人生の優先順位を整理する最強のメンテナンスになります。忙しい現代だからこそ、この「何もしない時間」が、悔いのない人生を送るための鍵になるはずです。もし興味があれば、佐藤彰太さんの著書