「18歳の新鋭」から「頼れるリーダー」へ。西田有志が大阪で見せた進化の理由とは
8年ぶりの凱旋で証明した「剛」から「柔」への深化
バレーボールネーションズリーグ(VNL)2026大阪大会が7月15日に開幕しました。絶好調の日本代表は強豪イタリアと激突し、フルセットの末に見事勝利!決勝ラウンドへの進出を決め、会場となった大阪は熱狂に包まれました。その試合で、8年ぶりの大阪での代表戦を迎えたのが、オポジットの西田有志選手です。2018年、当時18歳の「新鋭」としてイタリア戦勝利に貢献した彼が、今大会で見せたのは、以前とは一味違う「プレーの幅」でした。
「力任せ」だけじゃない。進化した西田有志のプレースタイル
かつて「剛」のスパイクで相手をねじ伏せていた西田選手ですが、この日のイタリア戦では、相手のブロックをかわす「柔」のスパイクが際立っていました。決定率は驚異の66%を記録。本人は「7〜8割の力で打っていた」と語り、無理に打ち抜くのではなく、状況に合わせて打ち分けるバリエーションを披露しました。2025年の代表活動を休み、肉体改造とスケールアップに費やした期間が、確実に彼のプレーを一段上のステージへと引き上げています。
ライバル宮浦健人との絆、そして「リーダー」としての自覚
現在、日本代表のオポジットを争う宮浦健人選手について、西田選手は「ライバルであると同時に、互いにリスペクトし合う関係」だと語ります。「自分がダメでもバックアップがいる」という安心感が、結果としてチーム全体の底上げに繋がっているようです。インタビュー中、個人のことよりも「チーム目線」での回答が多かった西田選手。プレーだけでなく、精神面でも「リーダー」として成長した彼の姿は、今後のVNLファイナルラウンドや2028年ロサンゼルス五輪を目指す日本代表にとって、何よりも頼もしい武器となるはずです。