【高校野球】「黒川抜きでは来られなかった」大阪桐蔭・西谷監督が涙の主将を支えた深い絆
延長10回、重圧の中で打席に立った主将の結末
2026年7月19日、第108回全国高校野球選手権大阪大会4回戦で、名門・大阪桐蔭が涙をのみました。大阪立命館との激闘は、3対2の延長10回タイブレークという非常に緊迫した展開で幕を閉じました。チームが1点を追う延長10回裏、2死満塁という一打逆転サヨナラの絶好機に、主将の黒川虎雅(3年)選手に打席が回ってきました。しかし、放った打球は無情にも投ゴロ。この敗戦により、大阪桐蔭の夏は4回戦で幕を閉じることとなりました。
「勝ちきれるキャプテンになれなかった」黒川主将の自責と涙
黒川主将は、試合後に一塁を駆け抜けた際、天を仰ぎ、自身の弱さを責めました。昨夏の敗戦から甲子園への執念を燃やし、この春のセンバツでは見事に4年ぶり5度目の優勝を飾るなど、チームを牽引してきた自負があったからこそ、この結果は受け入れがたいものでした。しかし、そんな彼を西谷浩一監督は「黒川抜きではここまで来られなかった。何もかも彼に背負わせてはいけなかった」と強くかばい、その功績を称えました。監督の言葉を聞き、黒川主将は「勝ちきれるキャプテンになれなかった」と涙を流しましたが、その背中には、チームを頂点へと導いたリーダーとしての誇りが確かに刻まれていました。