「事故ゼロ」への挑戦!菱木運送が挑む、アナログ運送業界のDX革命
事故のない会社をつくるために――経営の要は「労務管理」だった
1971年の創業から、建築資材や食品などを運ぶ菱木運送。30歳で社長に就任した菱木氏は、会社を大きくすることよりも先に「事故のない会社をつくる」という決意を固めました。運送業において、一瞬の事故はドライバーの人生だけでなく、会社存続をも揺るがす最大のリスクだからです。現場の課題を徹底的に洗い出した結果、菱木氏がたどり着いた結論は、事故の根源にある「過労」を解決するための「労務管理」でした。
「数分の違反」も見逃さない。法令順守を「強み」に変えるDXの力
かつて労働基準監督署から休息時間の不足を指摘された菱木氏は、単に「ルールを守れ」と呼びかけるだけでは現場が変わらないことを痛感しました。ドライバーは荷物を届けるプロであり、複雑な時間計算に神経を使うことは本業ではありません。そこで重要となったのが、DX(デジタルトランスフォーメーション)による管理の自動化です。個人の努力に頼るのではなく、仕組みで法令順守を徹底することで、安心して働ける環境を構築しました。この「法令を強みに変える経営」こそが、菱木運送が成長を続けるための秘訣といえるでしょう。
運送業界で働く未来へ。テクノロジーが支えるドライバーの「安全」
運送業界の長時間労働は、これまで構造的な課題とされてきました。しかし、菱木運送のようにDXを積極的に取り入れ、労務管理を徹底することで、ドライバーの心身の負担を軽減し、働きやすい環境は作れます。テクノロジーを活用して安全性を高めることは、ドライバーの離職を防ぎ、ひいては荷主からの信頼獲得にもつながります。業界のイメージを塗り替え、安全と効率を両立させる菱木運送の取り組みは、これからの物流業界における新しいスタンダードになるはずです。
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