夜空に咲く祈りの花「白菊」―長岡空襲から81年、平和への願いを込めて
8月1日、長岡の夜空に響いた慰霊の鐘
1945年8月1日、街の約8割が焼き尽くされた長岡空襲。あれから81年という月日が流れた今夜、新潟県長岡市の夜空には、犠牲者を悼む3発の真っ白な花火「白菊」が大輪の花を咲かせました。午後10時30分、空襲が始まった時刻に合わせて打ち上げられたその光景に、多くの市民が手を合わせ、平和への祈りを捧げました。
シベリアで散った戦友への想いから始まった物語
「白菊」は、長岡市の伝説的な花火師・故嘉瀬誠次さんが、シベリアで亡くなった戦友を弔うために始めた特別な花火です。華やかなエンターテインメントとしての花火とは異なり、静かに、そして深く、亡くなった方々の魂を鎮めるために夜空へ放たれます。長岡空襲では判明しているだけで1489人もの尊い命が失われました。二度と悲劇を繰り返さないという強い意志が、毎年この「白菊」を通じて受け継がれています。
未来へつなぐ長岡の平和への祈り
この日、市内では慰霊祭や平和祈念式典が厳かに行われました。長岡市の歴史を知ることは、現代を生きる私たちにとって未来の平和を考える大切なきっかけになります。8月2日・3日には長岡まつり大花火大会が開催されます。現地に行かれる方も、ニュースで知った方も、空に上がる花火に込められた「平和への願い」に一度思いを馳せてみてはいかがでしょうか。詳しい情報は