【広島原爆の日】被爆から81年、核廃絶への「行動」を―平和記念式典で訴えられたメッセージとは
核兵器のない世界へ、今こそ「行動」を
8月6日、広島市は被爆から81年となる「原爆の日」を迎えました。広島市の平和記念公園では、原爆死没者慰霊式・平和祈念式が行われ、多くの人々が犠牲者を追悼しました。今回の式典で特に注目されたのは、松井一実市長による「平和宣言」です。市長は、中東情勢の悪化やウクライナ情勢など、世界で紛争が絶えない現状に対し、「核兵器廃絶という理想を理想で終わらせないために、今こそ国際社会が具体的な行動を起こす必要がある」と強く訴えました。
35万人以上の犠牲者と、変わらぬ「核廃絶」の願い
式典では、この1年で新たに亡くなったことが確認された4,393人を含む、計35万3,639人の名簿が原爆慰霊碑へと納められました。原爆投下時刻の午前8時15分には、犠牲者に向けた黙とうが捧げられました。松井市長は、核兵器を保有する大国による強硬的な姿勢が「第三のヒロシマ・ナガサキを作り出すリスクがある」と強い危機感を示しました。また、日本政府に対しても、平和主義を掲げる憲法の精神に基づき、核兵器禁止条約への参加を検討するよう強く求めました。
被爆者の平均年齢は86歳超、私たちにできることは?
悲しいことに、被爆者の方々の高齢化は年々進んでおり、現在の平均年齢は86.66歳となりました。被爆体験を直接語り継げる時間は限られています。私たちが核兵器について考え、平和の尊さを次世代へ繋いでいくことが、今まさに求められています。広島市の公式ウェブサイトでは、平和への取り組みについての詳細や、過去の平和宣言も公開されています。ぜひ一度