「ダンスインザダークの走りに鳥肌が立った」…JRAトップ調教師・杉山晴紀が競馬界を志した原体験とは
中3の少年を虜にした「伝説の菊花賞」。名伯楽が語る競馬への熱い想い
今やJRA屈指の名伯楽として、数々の大舞台で勝利を重ねる杉山晴紀調教師。その輝かしいキャリアの原点は、1996年秋の「あるレース」にありました。当時中学3年生だった杉山氏の心を激しく揺さぶったのは、ダンスインザダークが武豊騎手とともに魅せた、壮絶な菊花賞での逆転劇です。絶望的な位置から馬群を割り、一気に差し切ったあの末脚。「人馬一体の走りを自分も作りたい」。そんな少年時代の純粋な憧れが、現在のトップトレーナー・杉山晴紀の礎となったのです。
史上初の快挙へ。ロブチェンと共に歩む「三冠」への道
2020年にデアリングタクトで牝馬三冠を達成し、今や名実ともにトップトレーナーとなった杉山師。今年は管理馬のロブチェンが皐月賞、日本ダービーを制し、史上9頭目となるクラシック三冠の偉業に挑んでいます。もし菊花賞も制覇すれば、史上初となる「牡馬・牝馬両方での三冠達成」という歴史的瞬間が訪れます。淀の舞台で再び熱狂が巻き起こる前に、ダンスインザダークに魅せられたあの日から現在までの、杉山師の激動の軌跡を振り返ります。
武豊騎手に憧れて…「馬の力を引き出す」情熱の源泉
杉山氏が競馬の世界へ飛び込むきっかけとなったのは、単なる勝ち負け以上のドラマでした。春のクラシックで悔し涙を流したダンスインザダークが、秋の舞台で再び立ち上がる姿。そして、それを冷静かつ大胆に導いた武豊騎手の技術。杉山師は当時を振り返り、「レース展開もそうでしたが、ダンスインザダークが勝ったことに感動した」と語ります。その想いは、今も変わらず馬を愛し、ベストを尽くす調教師としての原動力となっています。今後の活躍からも目が離せません。
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