【甲子園】「行田のチームだから」岡山学芸館・佐藤監督が9回2死で主将を代打に送った深すぎる理由
最後の打席に主将を指名した監督の想い
夏の甲子園、花巻東(岩手)との2回戦で惜しくも敗れた岡山学芸館。3年連続の夏16強入りは叶いませんでしたが、試合終了の瞬間まで、チームの絆が光るシーンがありました。それが、9回2死から代打として送られた行田凌大主将(3年)の打席です。佐藤貴博監督は、この采配について「キャプテンだから出したわけではない」と前置きした上で、「一番苦しいところで勝負するのがキャプテンであるべき。あそこは行田で行くと決めていた」と語りました。結果は三塁手の好守に阻まれる三ゴロとなりましたが、監督は「さすがキャプテンのバッティングだった」と、最後の舞台で全力プレーを見せた教え子を称えました。
エースの力投と悔しい敗戦の振り返り
この試合、岡山学芸館は初回に先制を許す苦しい展開となりました。先発のエース・田路惣一朗投手(3年)は、序盤こそ相手の強打を浴びたものの、その後は粘り強い投球で試合を立て直しました。打線も強力な花巻東投手陣の前に終始劣勢を強いられ、8回にようやく1点を返すのが精一杯という厳しい状況。それでも最後まで諦めない姿勢を貫いた選手たちには、観客から大きな拍手が送られました。甲子園という特別な舞台で戦い抜いた岡山学芸館の夏は幕を閉じましたが、彼らが残したチームとしての強い結束力は、多くの高校野球ファンの記憶に刻まれることでしょう。