【甲子園】有明・斉藤遼汰郎の力投に涙なし「勇気を与えるプレーはできた」被災地・熊本へ届いたベスト8の足跡
ダブルエースの覚悟で挑んだ129球の熱投
夏の甲子園、第108回全国高校野球選手権の準々決勝で、熊本代表・有明高校が強豪・健大高崎(群馬)と激突しました。延長10回の激闘の末、0-1で惜しくも敗退したものの、先発を務めた斉藤遼汰郎投手(3年)が放った魂のピッチングは、多くの観客の心を打ちました。試合前、ダブルエースの一角である工修哉選手が負傷するというアクシデントに見舞われましたが、斉藤選手は「一人で投げ切る」という強い覚悟を胸にマウンドへ。129球を投げ抜き、9回裏の満塁のピンチを見逃し三振で切り抜けるなど、最後まで諦めない姿を見せました。
熊本地震を乗り越え、全国に届けた勇気
7月28日に発生した最大震度7の熊本地震。傷ついた故郷の人々を元気づけるため、有明ナインは甲子園という大舞台で躍動しました。今大会では、持ち前の「機動力野球」を武器に3試合連続の逆転勝利を収め、ベスト8という大きな足跡を残しました。試合後のインタビューで斉藤選手は「被災地の方々が、もうひと踏ん張りが頑張ろうという勇気を与えるプレーはできた」と語り、悔しさを滲ませながらも胸を張りました。彼らのひたむきな姿は、被災地のみならず日本全国の球児や高校野球ファンに感動を与えたはずです。