『となりのトトロ』のポスターにいる少女は誰?サツキでもメイでもない「謎の少女」の正体とは
長年愛されるポスターの少女、実は物語に登場しない人物だった!
世代を超えて愛され続けるスタジオジブリの名作『となりのトトロ』。金曜ロードショーなどで放送されるたびに話題になりますが、実はポスターやチラシに描かれている「トトロと雨の中で立っている女の子」が、物語の主人公であるサツキでもメイでもないことをご存じでしょうか?多くの人が当たり前のように見ているあのポスターの少女には、宮﨑駿監督のこだわりが詰まった意外な理由があったのです。
サツキとメイを「合体」させたデザインの秘密
そもそも『となりのトトロ』は、当初ひとりの少女が主人公として考えられていました。しかし、映画の尺を伸ばす必要が出てきたため、サツキとメイという姉妹の物語へと変更されたのです。プロデューサーの鈴木敏夫氏によると、ポスター作成の際、宮﨑監督は当初サツキとメイの二人をトトロと並ばせようとしました。しかし、構図がうまくまとまらなかったため、サツキとメイを混ぜ合わせたような一人の少女を描くことに決めたそうです。
ジブリならではの自由な発想が名作を生んだ
ポスターの少女をよく見てみると、ヘアスタイルや背の高さ、着ている服がサツキとメイの両方の要素を持っていることに気づくはずです。本来なら映画本編に登場しないキャラクターをポスターに載せることは異例ですが、そこにあえてこだわったのがジブリの自由な社風。「作中にいないキャラクターをキービジュアルに据える」という常識にとらわれない大胆な宣伝手法こそが、今のジブリブランドの原点ともいえるでしょう。次に『となりのトトロ』を観る際は、ぜひポスターの少女と二人の姉妹の姿を見比べてみてください。より作品の深みを感じられるはずです。
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