【BRICSサミット】中東の緊迫を乗り越え共同声明へ。モディ首相が示した「グローバル・サウス」の存在感
衝突寸前の加盟国をまとめ上げたインドの外交手腕
インドのニューデリーで開催されたBRICSサミットにおいて、中東情勢の悪化や各国の利害対立という厳しい状況を乗り越え、驚くべきことに共同声明の採択が実現しました。イラン、サウジアラビア、UAEといった、地政学的に鋭く対立する国々が名を連ねる中、インドのモディ首相が主導して調整を続けた結果、12日未明までの激しい交渉を経て合意に至ったのです。「グローバル・サウス」の結束をアピールする上で、今回の合意は大きな外交的勝利と言えるでしょう。
原油高騰の影で進む「特権のピラミッド」への挑戦
会議の直前には、サウジアラビアのパイプラインが攻撃されるなど、中東での戦闘激化により原油価格が1バレル110ドル近くまで高騰するという、世界経済にとって予断を許さない状況が続いていました。そのような緊張感漂う中で行われた会議において、モディ首相は「グローバル・サウスは危機の最前列にいながら、決定権からは遠ざけられている」と強く主張。既存の国際的な「特権のピラミッド」を壊し、誰もが平等に発言できる「パートナーシップの基盤」を作るべきだと訴えました。対立する勢力をも巻き込み、一つの声明にまとめ上げたインドの動向は、今後の世界秩序に大きな影響を与えるかもしれません。
最新の国際情勢については、