「人生終わった…」WBC韓国戦の痛恨ミスを救った先輩の劇的な一打!今江敏晃が語る知られざる舞台裏
2006年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国戦。ロッテの若き三塁手今江敏晃選手は、決勝点につながる痛恨の落球を犯してしまいます。日本中が注目する舞台で味わった絶望。しかし、彼を救ったのは、福留孝介選手が放った起死回生のホームランでした。初代世界一の裏側で起きていた、知られざるドラマを今江選手本人が語ります。
WBC出場は「他人事」だったあの頃
2005年、今江選手にとってキャリアの大きな転換点となりました。ロッテで初めてレギュラーの座を掴み、レギュラーシーズンでは3割1分という高い打率を残しました。その勢いは、阪神との日本シリーズでも光り、初戦から8打席連続安打という驚異的な記録を打ち立て、シリーズMVPを獲得しました。
しかし、当時WBCは「他人事」だったと語ります。「実績という面では1年しかなかったんで。ロッテで『これから』っていう時でしたし、何年も結果を残しているすごい方たちがいっぱいいたんで、WBCに出られるなんて思ってなかったです。代表に選ばれても『僕なんかでいいのかな?』って感じでしたね。」
豪華メンバーに圧倒されるも、リスペクトの念を抱く
WBC日本代表には、メジャーリーグで活躍するイチロー選手や、日本のエース松坂大輔選手など、実力者たちが集結しました。控え選手として参加した今江選手は、「日の丸を背負う」という意識よりも、「イチローさんとかすごい方たちがいるなかで、『自分もこのチームの一員として戦える』っていう高揚感のほうが勝っていたというか。『みなさんに迷惑をかけないように』っていう、最初は本当にそういう感覚でした」と、メンバーへのリスペクトの念を語っています。
アメリカ戦でのアクシデントとチームの動揺
第2ラウンド初戦のアメリカ戦では、3-3の同点で迎えた8回に、岩村明憲選手のレフトフライで三塁ランナーの西岡剛選手がタッチアップ。しかし、西岡選手の離塁が「早かった」と判断され、得点が取り消されるというアクシデントが発生しました。
「ベンチみんなが『それはないやろ!』って。野球の母国でアメリカと対戦するわけですから、チームに動揺はあったと思います」と、チーム全体が動揺した状況を振り返っています。この出来事は、日本代表にとって大きな試練となりました。