風間俊介の家康が凄すぎた!「麒麟がくる」で描かれた、若き日の葛藤と成長
2020年に放送された大河ドラマ『麒麟がくる』で風間俊介さんが演じた徳川家康が、その巧みな演技で話題を呼んでいます。歴代の家康役の中でも、特に若き日の苦悩と成長を丁寧に描き出し、多くの視聴者の心を掴みました。
若き日の家康…翻弄され、悲しみに耐える青年
風間俊介さんが演じたのは、天下人になる前の松平元康、後の徳川家康。今川氏、織田氏といった強大な勢力の狭間で翻弄され、母と引き離されるなど、過酷な運命に翻弄される青年として描かれました。
風間さんは、感情を爆発させるような演技ではなく、沈黙やわずかな視線の揺れで、家康のどうしようもない悲しみや行き場のない感情を表現。抑制の効いた演技は、視聴者に強い印象を与えました。
「晩年のイメージから逆算しない」風間俊介の役作り
風間さんはインタビューで、「晩年のイメージから逆算しない」と語り、あえて天下人としての威光を役から削ぎ落としました。その結果、生まれたのは、母を想い、理不尽な運命に耐えながら生き延びようとする、等身大の青年の姿でした。
医師の望月東庵(堺正章さん)から裏表のない男と評されるように、風間版家康は、計算高さとは対照的な爽やかさと素朴さを備えています。しかし、その内面には、人質生活で培われた忍耐力が静かに息づいており、それが後の天下取りへと繋がる説得力となっています。
桶狭間の戦い…英雄ではなく、苦悩する若者
特に印象深いのが、桶狭間前後の描写です。英雄的な決断を下す存在としてではなく、家臣を思い、誤った判断が全てを失うかもしれないという苦悩を抱える若者として描かれています。
物語が進み、松平元康が徳川家康へと名を変えてからも、前半の耐える時間が重みとなり、多くを語らずとも感情を表に出さない佇まいの奥に、揺るぎない芯が静かに据えられていることが伝わってきます。
風間俊介さんの演技は、まさに圧巻。大河ドラマ史上、最高の家康役の一人として、その名を刻むことでしょう。
コメント一覧
まだコメントはありません。
← トップに戻る