能登と東北、震災の経験を語り合う!中学生がオンライン交流会で未来への誓い
能登半島地震の経験を語り継ぐ穴水町の中学生が、東日本大震災の被災者とオンラインで交流しました。被災地同士が繋がり、互いの経験を共有することで、防災への意識を高め、未来へと繋げる取り組みです。
被災地を繋ぐオンライン交流会
11月11日に穴水中学校で開かれたオンライン交流会には、東日本大震災の語り部活動を行う「3.11メモリアルネットワーク」のメンバーや、宮城県石巻市の住民が参加しました。穴水中学校の生徒たちは、能登半島地震の経験や、語り継ぎを通して感じたことを発表しました。
穴水中学校3年の中濟莉央音さんは、「みなさんが15年前に経験した苦しみやそこから立ち上がってきた強さを私たちは今本当の意味で自分事として実感しています」と、東北の被災者への感謝のメッセージを伝えました。
「語り継ぐ」ことの意義
交流会に参加した生徒からは、「同じ震災を経験した人でも経験したことや感じたことはひとりひとり違うということを知ることができた」「高校は金沢に行くので、今奥能登がどういう状況なのか知らない人が多いと思うので自分でも奥能登のことを知って金沢の人に伝えていきたい」といった声が上がりました。震災の記憶を風化させず、未来へと繋げていくことの重要性を再認識する機会となりました。
「3.11メモリアルネットワーク」の阿部仁さんは、「これまで伝承活動をしてきたが仲間ができたみたいな。決して楽しいことがきっかけでつながった縁ではないが、つながったことによって一緒に災害に強い社会に向けて活動していけることがすごく心強く思った」と、今回の交流会への期待を語りました。
防災意識の向上と未来への誓い
生徒たちは、今回のプロジェクトを通して、防災は物資を準備するだけでなく、経験や事前に知っていることも重要だと学びました。温かいご飯が食べられること、友達と学校で笑いあえること、大好きな家族がいることなど、日常の幸せを改めて認識し、減災の輪、思いやりの輪を広げていく決意を新たにしました。
穴水中学校では、2025年秋から「奥能登語り継ぎプロジェクト」をスタートさせ、能登半島地震の経験や記憶を伝えていく予定です。11月には、メモリアルネットワークの関係者を招いた授業も行われ、交流を深めていく予定です。