奄美でも祈りの歌声 東日本大震災15年追悼セレモニー開催
3月11日、東日本大震災から15年を迎えるにあたり、鹿児島県奄美市名瀬で追悼セレモニー「ストリートピアノでつなぐ祈りのハーモニー」が開催されました。犠牲者の鎮魂と一日も早い復興を願い、地域住民ら約100人が集まり、歌声を響かせました。
全国11道県24会場で同時開催
このセレモニーは、震災発生翌年の2012年に被災地への祈りと防災意識を高めることを目的に始まったもので、今年で11年目を迎えます。奄美大島では2016年から開催されており、全国11道県24会場で同時開催されました。各会場では、被災地にピアノを贈るための募金活動も行われており、これまでに宮城県南三陸町や岩手県大船渡市など4カ所にピアノが寄贈されています。
「ふるさと」「花は咲く」に込められた想い
セレモニーでは、地震発生時刻の午後2時46分に黙とうが捧げられ、地元の女声合唱団「クール・ド・ナチュール」と、イタリアで声楽を学んだ宮原海さん(29)がストリートピアノの伴奏に合わせて歌声を披露しました。歌われたのは、誰もが知る童謡「ふるさと」と、復興支援ソングとして広く親しまれている「花は咲く」。会場には歌詞カードが配布され、参加者も一緒に歌い、復興への願いを込めました。
参加者の声
セレモニーに参加した奄美市名瀬の眞田沢恵さん(62)は、「すてきな歌声が心に残った。途絶えることなく歌い続けている皆さまに感謝している」と話していました。宮原さんによる独唱や合唱団のミニコンサートも行われ、会場は温かい雰囲気に包まれました。
このセレモニーを通して、奄美からも被災地への変わらぬ支援と復興への祈りが届けられました。