旧統一教会への集団訴訟、沖縄の宗教2世も参加!「人生を破壊された」と訴え
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡り、教義に基づく虐待で精神的苦痛を受けたとして、沖縄県内在住の男性を含む全国の宗教2世ら9人が損害賠償を求める集団訴訟を東京地裁に起こしました。請求総額は3億1900万円に上ります。
「地獄に落ちる」と教え込まれた過酷な幼少期
訴状によると、原告たちは旧統一教会の信者の親から、異性との交際禁止や教義に基づく身体的・心理的虐待を受けました。幼少期から「統一原理に反する行動を取れば地獄に落ちる」「親や教会に背くことは神に背くこと」と恐怖心を植え付けられ、結婚の自由や進路選択など、人生に関わる自由な意思決定を許されなかったと主張しています。
沖縄県の原告男性(34歳)は、「あなたは神の子、他の子は悪魔の子」と教え込まれ、友人や恋人を持つことも許されなかった苦悩を語っています。精神的な苦痛に対する賠償として3千万円を求めています。
過去の訴訟と今後の展開
実は、昨年7月にも全国の宗教2世8人が同様の訴訟を起こしており、今回の訴訟で原告は計17人、請求総額は6億4200万円となりました。原告代理人の三宅俊司弁護士は、今後も3次提訴を予定していることを明らかにしています。
旧統一教会への解散命令
旧統一教会を巡っては、今月4日に文部科学省の解散命令請求に対し、東京高裁が解散命令を出しています。今回の集団訴訟は、解散命令とは別に、被害者救済に向けた動きとして注目されます。
この問題は、宗教団体による精神的な支配や、個人の尊厳を踏みにじる行為が社会問題として浮き彫りになったケースと言えるでしょう。今後の裁判の行方に注目が集まります。