ネタニヤフ首相「イスラエルは勝利へ、イランは壊滅状態」と強硬発言、トランプ大統領との関係も強調
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は19日、中東エルサレムで記者会見を開き、イランとの紛争においてイスラエルとアメリカが「勝利」を収めつつあると主張しました。さらに、イランは「壊滅状態」に陥り、ウラン濃縮や弾道ミサイル製造能力を失ったと強硬な姿勢を示しました。
イランへの攻撃とトランプ大統領との関係
ネタニヤフ首相は、イランの南パルス・ガス田への攻撃はイスラエルが「単独で実施した」ことを明言。一方で、ドナルド・トランプ大統領から、今後の同様の攻撃を「控えるよう」要請されたことも認めました。しかし、自身がトランプ大統領をこの紛争に引き込んだという見方を否定し、共同での対イラン軍事作戦において自身の立場が下であることを示唆しました。
「トランプ大統領に何をすべきかを指示できると本気で思っている人がいるだろうか?」「彼は説得される必要などなかった」と述べ、トランプ大統領こそがリーダーであり、自身は彼の盟友だと強調しました。トランプ大統領との連携の強さをアピールすることで、アメリカとの協力体制を維持し、今後の展開においても主導権を握りたい意図がうかがえます。
紛争の現状とイラン国内の混乱
ネタニヤフ首相は、中東を巻き込む3週間近くに及ぶ紛争において、概ね成功の様相を描き出そうとしました。「われわれはミサイル製造を可能にする産業を破壊するための行動をとっている。イランはもはやウラン濃縮と弾道ミサイル製造の能力を持たない」「われわれは勝利を収めつつあり、イランは壊滅状態に陥っている」と勝利を確信していることをアピールしました。
さらに、イスラエルの攻勢を受けてイラン指導部の生き残りの間に亀裂が生じており、イスラエルはそれをさらに深めようとしていると主張しました。前最高指導者アリ・ハメネイ師の後継者であるモジタバ師が姿を見せていないことを指摘し、「現在、誰がイランを統治しているのか分からない」とイラン国内の混乱を強調しました。指導部だけでなく、現場にも亀裂が生じていると付け加え、イランの弱体化を促す構えを示しています。
この発言は、中東情勢の緊迫化をさらに高める可能性があります。今後のイスラエルとイラン、そしてアメリカの動向から目が離せません。