SPOONシビック、劇的な白煙スローストップでST-2制覇!もてぎスーパー耐久レース2決勝の激闘を振り返る
3月22日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで熱戦が繰り広げられたENEOSスーパー耐久シリーズ2026第1戦『もてぎスーパー耐久』のレース2決勝。ST-2クラスでは、SPOONリジカラCIVIC(小松一臣/小出峻/三井優介組)が薄氷のトップチェッカーを受け、見事優勝を飾りました。
序盤から最終ラップまで続く激しいトップ争い
レース序盤は、OHLINSCIVICNATS、HondaR&DChallengeFL5、そしてSPOONCIVICの3台がST-2のトップを争う展開。終盤には、タイヤ無交換戦略を取ったSPOONCIVICが首位に立つも、2番手にはKTMSGRYARIS、3番手には新菱オートDXL☆MART☆VARISエボが迫っていました。
ラスト30分、手に汗握るバトル!
ラスト30分に入ると、SPOONCIVICのドライバー小出峻選手は、タイヤの消耗によりペースが落ちる中、後方から猛追を許していました。2位のKTMSGRYARISをオーバーテイクした新菱オートエボの吉岡一成選手が、もてぎコースの特性を活かした速さで小出選手に迫ります。残り10分を切ると両者の差は1秒以内にまで縮まり、手に汗握る攻防が繰り広げられました。
まさかの白煙とガス欠!ファイナルラップのドラマ
しかし、SPOONCIVICからはラスト3周あたりから白煙が上がり始め、ペースがさらに落ちてしまいます。そんな中、ファイナルラップの4コーナーで、2位走行の新菱オートエボがガス欠によりスロー走行からストップ。しかし、首位を走行するSPOONCIVICからも白煙が激しく上がり、2位に浮上したKTMSGRYARISの荒川麟選手がラスト半周、小出選手を激しく追い詰めます。
0.297秒差で劇的な勝利!
最終的に、SPOONCIVICは0.297秒差でKTMSGRYARISの追撃をかわし、薄氷のトップチェッカーを受けました。しかし、フィニッシュ後、マシンは最終コーナーアウト側に停止し、オフィシャルによる消火作業が行われました。
小出峻選手のコメント
「もう大変でした。これまでで一番大変な最終ラップでした。タイヤもきつかったし、後ろからかなりのペースで迫られていましたからね。それに加えて、ちょっとエンジンの問題もあったので心配でしたが、なんとかギリギリ踏ん張ることができたので良かったです。こういったなかで優勝することができたのは、本当にチームの皆さんのおかげだと思います。このレースは僕たちが勝ったと胸を張って言うことができます。」
SPOONSPORTS原剛監督のコメント
「レーススタート時は、決勝ラップがトップ2と比べると毎周コンマ3秒くらい遅かったので、タイヤ交換回数を減らしてプッシュしていくしかないという作戦に切り替えました。最後は、小出が残り30分間をタイヤ無交換で走り、最後の最後はタイヤが相当厳しい状態だったはずですが、なんとか抑えてくれて助かりました。煙については、オイル系の配管か何かからのリークだと思われますが、次回に向けて対策しておく必要があります。」
今回のレースは、SPOONCIVICの劇的な勝利となりました。マシンにトラブルを抱えながらも、チーム一丸となって勝利を掴んだSPOONSPORTSの今後の活躍に期待が高まります。