NASAアルテミスII、ついに地球へ!日本時間11日午前、歴史的帰還に期待
アメリカが主導する有人月探査計画「アルテミス」の最初の有人ミッション「アルテミスII」。宇宙船「オリオン」が、歴史的な月フライバイを終え、いよいよ地球への帰還を迎えます。日本時間11日午前に予定されている大気圏再突入は、宇宙開発史に残る瞬間となるでしょう。
アルテミスII帰還スケジュール:詳細なタイムライン
NASAによると、オリオン宇宙船はアメリカ東部夏時間2026年4月10日夕方に地球へ帰還します。以下に、大気圏再突入から着水までの詳細なタイムラインをまとめました。(※時間は原則としてアメリカ東部夏時間で表記)
- 4月10日19時33分頃(日本時間翌11日8時33分頃):サービスモジュールとクルーモジュールの分離
- 4月10日19時53分:高度約122キロメートルで大気圏突入。時速約2万3864マイル(秒速約10.6キロメートル)という驚異的な速度で突入します。
- 大気圏突入後約6分間:プラズマ化する大気の影響で通信途絶(ブラックアウト)が発生
- 4月10日20時03分:高度約6.7キロメートル付近で減速用のパラシュート展開
- 4月10日20時04分:高度約1.8キロメートル付近でメインパラシュート展開
- 4月10日20時07分(日本時間翌11日9時07分頃):カリフォルニア州サンディエゴ沖の太平洋へ着水
再突入経路の変更:耐熱シールドの損傷対策
今回のオリオン宇宙船の再突入では、通常の月からの帰還時よりも大気圏での飛行距離を短縮する「LoftedEntry(ロフテッドエントリー)」という飛行経路が採用されています。これは、2022年に無人で実施された「アルテミスI」ミッションで確認された、耐熱シールドの予想外の損傷に対応するための措置です。
アルテミスIでは、耐熱シールドの加熱が想定よりも弱かったため、熱から機体を守る材料の内部で発生したガスがうまく抜けず、表面に亀裂や剥離が生じました。今回の経路変更により、同様の損傷を防ぐことが期待されています。
宇宙船の“セルフィー”公開!
NASAは、オリオン宇宙船の太陽電池パドルに取り付けられているカメラで撮影された宇宙船のセルフィーを公開しました。銀色にコーティングされた円錐形のクルーモジュールが印象的です。この画像は、ミッションの成功を象徴するものでしょう。
アルテミスIIの地球帰還は、人類の宇宙探査における新たな一歩となります。日本時間11日午前の歴史的瞬間を見逃さないでください!