石神深一騎手、引退式で感謝と未来への決意「最後ならウルッとくるけど…」
11度のJ・GⅠ制覇を含む重賞26勝を誇る石神深一騎手(43=美浦・フリー)の引退式が18日、中山競馬場で行われました。ラストGⅠ騎乗となったレースでは8着に終わりましたが、多くのファンに見守られ、盛大な引退式となりました。
ラストGⅠ、そして引退式へ
石神騎手は、最後のGⅠ騎乗となったレースで8着という結果に終わりました。しかし、その後の引退式では、騎手仲間や関係者から花束を受け取り、感謝の言葉を述べました。「いろんないい馬に出会って、たくさんの人たちに応援してもらって楽しかったです。長い間ありがとうございました」とファンへの感謝を述べると同時に、「最後ならウルッとくるんでしょうが、来週も競馬がある(2鞍予定)ので気が抜けません。気を引き締めて臨みたいですね」と、ユーモアを交えながら今後の抱負を語りました。
オジュウチョウサンとの伝説
石神騎手といえば、オジュウチョウサンとのコンビが最も有名です。2022年の中山グランドジャンプでGⅠを制覇した瞬間は、多くの競馬ファンにとって忘れられない名場面となりました。石神騎手は、オジュウチョウサンとの出会いを振り返り、「最初の出会いは最悪でしたね。全然言うことを聞かずに落とされたり、指示したことをできたら褒めたり。途中で〝うまく乗れば化けるな〟と感じました」と語り、その絆の深さを表現しました。また、最近牧場を訪れた際には、相変わらず元気で、声をかける余裕もなかったとのことです。
家族の応援と新たなスタート
引退式には、家族も駆けつけ、一緒に写真に納まりました。長男の深道さんは既に騎手として活躍しており、次男の龍貴さんも競馬学校騎手課程に入学したばかりです。石神騎手は、今後も競馬界に携わることを表明し、「これからも中央競馬会に携わって頑張ります」と、第二の人生に向けて力強く決意を新たにしました。今後は調教助手として、競馬界に貢献していく予定です。