なんJ大好き民のトレンドニュース

手塚治虫は本当に「低迷」していたのか?『来見沢善彦の愚行』から読み解く、漫画史に残る巨匠の真実

投稿日:2026年01月17日

漫画界の巨匠手塚治虫。そのキャリアは決して平坦な道のりではありませんでした。「ブラック・ジャック」連載前は時代に乗り遅れた存在だった?そんな定説を覆す新たな視点が、話題の漫画『来見沢善彦の愚行』から見えてきました。

時代とのズレ?手塚治虫を取り巻く環境

かつて手塚治虫は、永井豪の『あばしり一家』や『ハレンチ学園』といった過激なエログロナンセンス漫画が人気を博していた時代に、その作風が時代遅れだと見なされる時期がありました。同じく「週刊少年チャンピオン」で連載された『アラバスター』や『やけっぱちのマリア』も、当時の流行に乗り切れず、低迷したとされています。

漫画研究家の夏目房之介氏は、手塚治虫が水木しげる氏の『ゲゲゲの鬼太郎』に対抗して『どろろ』を描いたことからも、その対抗意識の強さと、それが時代とのズレを顕在化させたことを指摘しています。

沈黙の時期は「充電期間」?

しかし、本当に手塚治虫低迷していたのでしょうか?実は、その時期も新たな挑戦を続け、後の活躍につながるパワーを蓄えていたのです。小学館の「ビッグコミック」では、『きりひと讃歌』、『奇子』、『ばるぼら』、『MW』など、現在では傑作と評される作品を次々と発表していました。

手塚治虫は、自身が持つ医学知識やアニメーション制作の経験を活かし、社会問題や人間の深層心理に切り込んだ作品を生み出しました。これらの作品は、後の『アドルフに告ぐ』や『陽だまりの樹』にも通じる重厚なテーマを扱い、大人の読者からも高い評価を得ました。

『ブラック・ジャック』の大ヒットと復活

1973年に『ブラック・ジャック』、1974年に『三つ目がとおる』を連載開始した手塚治虫は、漫画家としての復活を遂げます。漫画評論家の米沢嘉博氏は、『ブラック・ジャック』を「懐かしの手塚キャラスターたちの登場による自己パロディー」と評し、1話完結というスタイルが、当時の読者に新鮮に受け入れられたことを指摘しています。

また、団塊の世代がマンガ読者から離れ、新たな世代がマンガ読者として台頭していた時期でもあり、手塚治虫の作品は、経験を重ねて先鋭的な表現を取り入れたことで、幅広い層からの支持を得て、人気を博しました。

『来見沢善彦の愚行』に映し出された手塚治虫像

少年ジャンプ+」で連載中のときわ四葩氏の『来見沢善彦の愚行』に登場する、かつて人気を博したが現在は「古い」と言われている漫画家大寒鉄郎は、手塚治虫をモデルにしたキャラクターと言われています。担当編集者から「丸っこいお子様ランチみたいな作品はもうウケない」と指摘される大寒の姿は、手塚治虫が直面した苦悩を彷彿とさせます。

しかし、手塚治虫は、時代に流されることなく、自身の信念を貫き、漫画史に輝かしい足跡を残しました。低迷していたとされる時期も、実は新たな挑戦創造準備期間だったのかもしれません。

カテゴリー

キーワード

← トップに戻る

エンタメの関連記事

アニメ「正反対な君と僕」第1話コメンタリー動画公開!お笑いコンビ「レインボー」が作品の魅力を語る

投稿日:2026年04月20日

大人気マンガがアニメ化!「正反対な君と僕」の第1話コメンタリー動画が、「少年ジャンプ+」の公式YouTubeチャンネル「ジャンプラチャンネル」で公開されました。

志尊淳主演ドラマ『10回切って倒れない木はない』第1話放送!オフショット公開で反響

投稿日:2026年04月20日

俳優志尊淳さんが主演を務めるドラマ『10回切って倒れない木はない』の第1話が放送されました。放送後、志尊さんは自身のInstagramを更新し、韓国での海外ロケを含む撮影のオフショットを公開。ファンからは感動の声が多数寄せられています。

=LOVE、横浜スタジアムで8周年ツアー完走!6月には初の国立競技場公演へ

投稿日:2026年04月20日

指原莉乃プロデュースのアイドルグループ=LOVEが、19日に横浜スタジアムで結成8周年ツアーのファイナル公演を大成功に収めました。2日間で計7万人を動員し、自身史上最大規模の会場で集大成を飾りました。

手塚治虫の関連記事

漫画家・東海林さだおさん、心不全で死去 88歳 「サラリーマン専科」「タンマ君」50年以上の連載に終止符

投稿日:2026年04月15日

サラリーマンの哀愁食のエッセイで多くのファンを魅了してきた漫画家の東海林さだおさんが、5月5日午前、心不全のため都内の病院で88歳の生涯を閉じられました。葬儀は近親者のみで行われました。

漫画家・東海林さだおさん、88歳で死去 「サラリーマン専科」や「アサッテ君」など長きにわたり活躍

投稿日:2026年04月15日

サラリーマンの哀歓食のエッセーで人気を博した漫画家、東海林さだおさん(本名:庄司禎雄)さんが、5月5日午前、心不全のため東京都内の病院で死去されました。88歳でした。

今週発売の注目コミックス!「2.5次元の誘惑」完結&人気作続々最新巻が登場!

投稿日:2026年03月23日

2月2日~7日の期間に発売される新刊コミックスは約210タイトル!話題作の最新巻や完結巻など、見逃せないラインナップとなっています。今回は、特に注目すべきコミックスをピックアップしてご紹介します。

ブラック・ジャックの関連記事

ブラック・ジャック“幻のオリジナル版”が蘇る!手塚治虫の創造の軌跡を辿る「ミッシング・ピーシズSecondOperation」2月20日発売

投稿日:2026年02月10日

手塚治虫先生の不朽の名作『ブラック・ジャック』。コミックス化の際に先生自身によって再構成・加筆されたエピソード群ですが、その“幻のオリジナル版”が、再び光を見る日が来ました!2月20日には、待望の『ブラック・ジャックミッシング・ピーシズSecondOperation』立東舎より発売されます。

漫画の関連記事

SixTONES京本大我、新ドラマで“ハマり役”!大親友・志尊淳との恋のライバル関係にも期待

投稿日:2026年04月19日

SixTONESの京本大我さんが、日本テレビ系新ドラマ『10回切って倒れない木はない』で、“当て馬”役を演じ、その演技が絶賛されています。ドラマは4月12日に第1話が放送され、SNSでは京本さんの役名「拓人先生」「拓人さん」「山城拓人」がトレンド入りするほどの反響を呼んでいます。

月刊コミックフラッパーが大胆リニューアル!人気作品移籍&話題の新連載がスタート!

投稿日:2026年04月19日

月刊コミックフラッパー(KADOKAWA)が、本日4月3日発売の5月号で大胆なリニューアルを遂げました!休刊となったコミックアルナからの移籍作品に加え、人気漫画家の新連載もスタートし、注目を集めています。

さらば青春の光・東ブクロ、意外な少年時代を告白!「ドラゴンボール」愛は薄く…気になる憧れは?

投稿日:2026年04月19日

人気お笑い芸人・さらば青春の光の東ブクロが、自身の過去の趣味や好きなキャラクターについて語る連載「東ブクロの『こわいもんなし』」で、意外な一面を披露しました。

劇画の関連記事

『嵐が丘』で新たなスター誕生!ジェイコブ・エロルディの劇画的魅力と今後の活躍に注目

投稿日:2026年03月07日

エメラルド・フェネル監督による新解釈版『嵐が丘』が公開中。全米・全世界で興行収入を伸ばす中、ヒースクリフ役を演じたジェイコブ・エロルディの存在感が際立っています。原作のイメージを覆す大胆な演出と、エロルディの圧倒的な存在感が話題を呼んでいます。

低迷の関連記事

アーセナル失速の真相:主力選手の酷使が招いた疲労か?天王山へ向かう課題と展望

投稿日:2026年04月20日

プレミアリーグで首位を走るアーセナルが、直近の試合で精彩を欠くパフォーマンスを見せています。カラバオカップとFAカップで2つのタイトルを逃し、リーグ戦でも痛恨の黒星。その背景には、主力の固定化と一部選手の酷使による肉体的な疲労があるとの分析が出ています。

【青葉賞2024】ダービーへの切符は?過去10年のデータから読み解く!注目馬と陣営の戦略

投稿日:2026年04月19日

競馬ファンのみんな、こんにちは!

中日ドラゴンズ、今季最悪の借金10に!阪神戦5連敗で低迷…新加入・杉浦稔大は初登板でまさかの逆転負け

投稿日:2026年04月18日

中日ドラゴンズが、4月18日の阪神タイガース戦(甲子園)で3-4で惜敗し、今季最悪の借金10に陥りました。阪神との直接対決では5連敗と苦戦が続いており、チームに暗雲が立ち込めています。

復活の関連記事

皐月賞:ロブチェン、コースレコードで圧勝!松山弘平騎手は桜花賞に続くクラシック連勝!

投稿日:2026年04月19日

5月19日、中山競馬場で開催された第86回皐月賞(3歳・牡牝・GI・芝2000m)で、1番人気ロブチェンが、圧倒的な強さで逃げ切り勝利を収めました!騎乗した松山弘平騎手は、先週の桜花賞に続くクラシック連勝となり、JRA史上7人目の快挙を達成しました。

【福島牝馬S】ゴールドシップの娘、コガネノソラが圧巻のレコードV!菊沢一樹騎手も6年9ヶ月ぶりの重賞制覇

投稿日:2026年04月19日

4月19日、福島競馬場で開催された第23回福島牝馬S(G3)で、9番人気コガネノソラが、まさかのレースレコードで優勝を果たしました!

ナムラフランク、約1年11ヶ月ぶりV!京葉ステークスでコンクイスタをアタマ差で制す

投稿日:2026年04月19日

19日、中山競馬場で行われた京葉ステークス(4歳上・オープン・ダ1200m)で、5番人気ナムラフランクが劇的な勝利を飾りました。岩田望来騎手とのコンビで、約1年11ヶ月ぶりの勝利を掴み取り、ファンを熱狂させました。