次世代通信「6G」の未来!KDDIとNVIDIAらが挑む「デジタルツインRAN」とは?
仮想空間でネットワークを再現!AI運用の常識が変わる
KDDIとKDDI総合研究所は、NVIDIA、Keysight、SamsungResearchAmericaの計5社で、次世代の通信規格「6G」時代を見据えた「デジタルツインRAN」の共同検討を開始しました。これは、実際の通信ネットワークを仮想空間上にそっくりそのまま再現し、高度なAI運用を可能にするための革新的なプロジェクトです。
なぜデジタルツインが必要なの?
6G時代は、今よりもさらに複雑で高速な通信環境が求められます。そのため、ネットワークを最適化するにはAIの力が不可欠ですが、AIを鍛えるには膨大なデータと検証が必要です。しかし、実際の通信網で実験を行うと、通信品質に影響が出るリスクや、長い期間が必要になるという課題がありました。そこで登場するのが、デジタルツインの技術です。仮想空間でシミュレーションを行うことで、リスクゼロでAIの学習や検証をスピーディーに行えるようになります。
5社の強みを活かした強力なタッグ
このプロジェクトでは、各社のスペシャリストが集結しています。KDDIが商用ネットワークのデータを提供し、NVIDIAは「NVIDIAAerialOmniverse」を活用した高精度なシミュレーション基盤を提供。さらに、端末の再現技術を持つKeysightや、仮想化基地局技術を持つSamsungが協力します。まさにオールスターチームによる開発と言えるでしょう。
2030年の実用化を目指すロードマップ
気になる今後の計画ですが、5社は2028年度末までに、大規模運用のためのプロトタイプを構築する予定です。そして2030年度末までには、KDDIの実際の商用ネットワークで性能検証を行うという目標を掲げています。私たちが当たり前のように使っているスマホの通信品質が、この技術によってさらに安定し、劇的に進化する日が近づいています。
今回の発表についての詳細は、