美輪明宏さんが遺した「金への執着」への警告―なぜ私たちは、“持っていけないお金”に振り回されるのか?
「あの世にお金は持っていけない」美輪明宏さんが語り続けた、真の豊かさとは
20日に91歳でこの世を去った歌手で俳優の美輪明宏さん。その波乱万丈な人生と、独自の視点で世の中を切り取る「美輪語録」は、世代を超えて多くの人の心を支えてきました。今回は、美輪さんが生前、約15年にわたり本紙で連載していたコラムの中から、今の時代だからこそ刺さる「お金と幸福」についての深いメッセージを復刻してお届けします。
小学生の算数でわかる「バブルの正体」と、私たちが追うべき本当の価値
2005年、美輪さんは世間が再びバブル景気に浮足立っていた頃、冷静にこう警鐘を鳴らしていました。「商売とは実際にキャッシュが動くこと。契約書の上だけで土地の値段をつり上げて喜んでいるのは、実体のない泡のようなもの」と。実際、その後バブルが崩壊し、多くの人が苦しむ姿を目の当たりにした美輪さんは、「目先のお金に執着することの空しさ」を一貫して説いてきました。
人生の最期に気づく「骨折り損」を防ぐために
「どうせ死ぬのに、なぜそれほどまでにお金をため込むのか」。美輪さんは、政治家の自宅から多額の現金が見つかったニュースに触れ、そんな疑問を投げかけています。どれほど富を築いても、あの世には一円も持っていけない――。だからこそ、私たちが本当に大切にすべきは「目に見える数字」ではなく、その時々の人生の輝きや、心からの経験なのかもしれません。美輪さんの言葉は、SNSで「コスパ・タイパ」ばかりが重視される現代を生きる私たちに、立ち止まって自分を見つめ直すヒントをくれています。美輪さんが伝えたかった、自分らしく「明日を生きる希望」について、あなたも一度じっくり考えてみませんか?
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